『幼馴染のいる暮らし』体験版プレイ動画の感想・レビュー

幼馴染に告白したら現在進行形で既に付き合っているものだと勘違いされていた話。
進級時にクラスが分かれたことを契機に喪失の危機に駆られた主人公。
当たり前が当たり前ではないことに気付いて初めて幼馴染の尊さを知る。
意を決した主人公はとうとう告白にこぎつけるがアッサリフラグ成立!
なんと幼馴染は幼少期からずっと付き合ってる気マンマンだったのだ。
プレイ動画は主人公告白前であるがフラグ成立後のように見えるのはこのため。

個人的には幼馴染モノは過去の絆(幼少期編)を掘り下げて欲しいと思っている

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  • 幼馴染関係性変化を敢えてやらないことに新規性を打ち出した!
    • ノベルゲーの幼馴染ルートにおいて頻繁に主題となるのは関係性変化。すなわち最初から気心が知れていて好感度が高いことから、それ故に幼馴染から恋人へ変わるためには起爆剤が必要となるというもの。東鳩のあかりの場合は、他のキャラの好感度を上げてヒロユキちゃんが取られてしまう危機感を持たせないと攻略できませんでしたよね!このように関係性を変化させるイベントこそが幼馴染ゲーの真骨頂ともいうべきものでした。
    • しかし、そうすると同じようなパターンのシナリオしか作り出せず、幼馴染モノは粗製乱造されるようになります。それに対処するために様々なシナリオの類型が生み出されていきますが、本作の場合は、最初から好感度マックスであり、尚且つ相手は幼少期からもう既に付き合っていると思い込んでいたという展開です。プレイ動画では主人公はまだ告白しておらず付き合っているという認識はありません。しかし幼馴染とはお昼休みにご飯を一緒に食べ、クラスが離れると「一緒度」が足りないとかい言ってくるし、ハグまで求められぎゅーっとするのです。こう見えてコイツラ付き合ってないんだぜ!?というテンプレツッコミが入りかけますが、幼馴染はもう既に付き合っていると思っているのでこんなにもイチャコラしてくるのでした。
    • 告白前の時点でこんなにもスキンシップを重ねているのですから、告白後はいったいどうなってしまうのでしょう!?単なる抜きゲーにならないといいな。幼馴染モノの強みは二人で重ねてきた時間と絆だと(個人的には)思っているので、幼少期イベントをしっかりと掘り下げて欲しいところ。過去に積み重ねた時間を経た二人だからこそ出来る意志の疎通とか「ならでは」イベントがあるとよりいいと思います。

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2021年4月ゲー