雑録

ハジラブ Making Lovers「秤結衣」シナリオの感想・レビュー

ウザ絡みしてくる白ギャル後輩の中身は自己肯定感の低い根暗陰キャドルオタという話。
カネの無いドルオタ陰キャがコスやアクセを手作りしていたらクラスのギャルにバカウケ。
他者需要願望を刺激され陰キャオタクがギャルの仲間入りをすることになる。
シナリオの基本的な流れとしては陰キャに自信を持たせるよう主人公が支えとなること。
結衣は両親に引け目を感じていたが、彼多もまたぶっ飛んだキャラであると分かり関係性を再構築する。
バカゲー・ギャグゲー・アホゲーというSMEEらしさがよく出ていたテキストであった。

秤結衣のキャラクター表現とフラグ生成過程

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  • ウザ絡みしてくるウザい年下白ギャル後輩かと思いきや……
    • 【1】秤結衣はドルオタの根暗陰キャぼっち!しかしながら高校デビューに成功し?ウザ絡み系白ギャル後輩と化していました。それでもクソ雑魚豆腐メンタルであることは変わりません。結衣√は陰キャが自分の好きなものを肯定し、自分に自信を持っていく物語と言えるでしょう。結衣に自己肯定感を与えるのが主人公という寸法さ。
    • 【2】結衣はスペックは高いもののその能力を発揮できず、不器用で失敗ばかりの人生を送ってきました。両親は教師で堅物であり、おそらく教師としての価値観から結衣を愛したのでしょう。ですが、結衣はその期待に応えられなかったことが匂わされています。そんな自己肯定感の低い結衣の救いとなったのがアイドルという偶像崇拝でした。以来、結衣は衣装やアクセなどを自作するようになり、ドルオタ街道を驀進していきます。そんな結衣の手芸能力に目をつけたのが、高校に進学した時に出会ったギャルたちであり、彼女らの影響を受けて結衣はギャルになっていったのです。
    • 【3】結衣が本格的に主人公に惚れるのは、オタク部屋を否定されずドルオタであることを肯定されたことに起因します。結衣のギャル仲間は結衣がオタク趣味を隠していることを知っているため、自分たちは近づかず信頼できる主人公に風邪のお見舞いへ行かせたという展開。ギャルの友情パワーが熱い!!家でのオタクモードを見られた結衣は、人生終わったと諦めの境地に至るのですが、自分に好きなものがあることはカッコいいことであると主人公に受け入れられたのです。すると好感度マックス!このチョロさがメーカーによる結衣の推しポイントの一つともなっています。
    • 【4】そんなわけで結衣√では結衣を励まして受け入れて肯定して支えていきます。元々根暗陰キャぼっちであった結衣は、両親以外からの愛情に飢えており、自分が失敗しても裏切らない存在として主人公にべったりになっていきます。これある種の依存では?と思うくらい。期末試験赤点の居残りを乗り越えたり、プロデュサーに目をつけられたり、ネットでバズったりしながら徐々に結衣は自信というものを身につけていきます。最大ステータスで1から3まであがるんだぜ?なんという成長っぷり。
    • 【5】最後は結衣が後ろめたく感じていた両親との和解が待っています。上述しましたが、おそらく結衣は両親の期待に応えることができなかったのでしょう。そして両親の愛情を感じているからこそ、自分を追い詰めてしまい、複雑な感情に囚われていたといっても過言ではありません。そんな結衣が、両親に主人公を紹介するべく、ディナーを共にするのです。一体どんな両親なのか!?ドキドキワクワクしていましたが……なんとその人柄は結衣と同じくぶっ飛んだキャラだったのです。主人公も両親に気に入られ、特にパッパと意気投合します。こうして面談は円満に終わり、結衣も両親に対する引け目を払拭できたのでした。長年自分から向き合おうとしてこなかったことを悔い改めるところがクライマックスかな。アホっ子な結衣ちゃんを主人公が塩対応しながらも支えていく所がこの√の醍醐味と言えます。

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