少女☆歌劇 レヴュースタァライト 第5話「キラめきのありか」の感想・レビュー

百合的な関係に依存していた少女が自己の初志を思い出し再起する話。
露崎まひるは北海道の辺境の地から東京の名門演劇系高校に進学する。
上京する前には抱いていた煌めきは都会の喧騒で霞み自己を喪失していく。
そんなまひるが見出した人生の意義とは同じ寮部屋の華恋に依存することであった。
だが華恋の幼馴染ひかりの転入を契機に、華恋はまひるの手から離れていく。
華恋を自分だけのものにしたいまひるは全てを殲滅することを決意する。

ヤンデレからのクレイジーサイコレズ一歩手前で踏みとどまった!

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  • 露崎まひるの愛城華恋への依存からの脱却。
    • 何とも百合百合しい話。第4話にて愛城華恋と神楽ひかりは過去の約束を新たなものにし絆を深めました。二人でスターになるという目標は華恋を覚醒させます。目的意識をもって必死になって授業を受ければ緩慢に受けているよりも取得経験値は違うモノ。もともとカリキュラムは一流の学校であったため、華恋はメキメキと力をつけていきます。そんな華恋をみたまひるは自分が置いて行かれたと感じます。今までずっと華恋と一緒だったのに、華恋をお世話することが生き甲斐だったのに……。華恋は何も言わずに自分を置いてさっさと先に行ってしまったのです。こうして露崎まひるソウルジェムは濁っていくのでした。まひるの華恋への妄執は激しく、華恋の枕に顔を埋めて残り香を嗅ぎ、華恋の使用済みタオルでハァハァし、華恋の水筒に自ら口をつけてしまおうとまでする始末でした。しかし事ある毎に神楽ひかりがそれを見ており、ついにまひるの嫉妬心が爆発したのです。
    • それと同時にバトルスタンバイ。今回は嫉妬のレヴューということでまひると華恋の対決となります。ヤンデレ化したまひるは全て壊せばいいと結論づけ、手にしたメイスで凄まじい物理攻撃の威力を見せていきます。まひるは華恋を追い詰めますが、嫉妬に駆られ百合的な依存をしなければ自己を保てないまひるが勝てるわけがなく……。まひるは自分は祖母の言いつけで、舞台を目指したのであり、何もないと自嘲しますが華恋のカウンセリングが炸裂。バーサクモードが浄化されたまひるは撃破されたのでした。華恋のカウンセリングとは、学園に来る前の中学時代のまひるは煌めきをきちんと持っていたということ。バトル終了後、田舎からのビデオレターで高校入学前の自分の姿を見たまひるは、自分もまた色々背負ってやってきたのだと初志を思い出すのでした。

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