【感想】『推しのラブより恋のラブ~ラブ・オア・ダイ~体験版』

LGBTの権利伸長が進み同性婚が承認された社会における百合ップルの話。
眉目秀麗なクール系OLの主人公は、実は腐女子でソシャゲ廃人であった。
ある時ガチ百合JKに執着され、すったもんだを経て交際するようになる。
だが結婚したら推しのために散財できなくるためOLは結婚を躊躇していた。
そんな中JKが職場体験でntrそうになると焦ったOLは嫁として認めてしまう。
皆から祝福されるのだが寝取ろうとしていたJKの先輩は不穏なムーブを見せる。

稼ぎの全てをオタ活につぎ込む廃課金腐女子とガチ百合JKが同性婚する

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  • 所謂喪失の危機の自覚による関係性の変化モノ
    • 主人公は社会的にはバリバリのOL。しかしてその実態はオタ女であり、稼ぎの全てを推しに投じる廃課金腐女子だったのです。そんな腐女子に目をつけたのがガチ百合ギャルJK。もともとこのJKは強運の持ち主でありガチャを引きてることができ、OLはそれを目当てに交際をしていました。この作品の世界観ではLGBTの権利伸長により同性婚が認められたという世界観です。ギャルJKは将来の進路としてお嫁さんを望むのですがOLは結婚なんてしたらオタ活にカネを使えないため、あくまでもJKをガチャ要員扱いしていました。
    • そんな二人の停滞する関係を変えることになるのが所謂喪失の恐怖。自分のものでなくなる、相手に取られるということを意識して初めて関係性が変化するってやつですね。ある時JKは職場体験学習で中学時代の先輩が経営する美容施設に行くことになります。ここでOLはJKが自分以外の女性の裸を見ることに抵抗感を覚えるのです。そのためオタ友を引き連れて調査と称し美容エステしにいくのですが、カーテン越しにJKがntrそうになっていると勘違いしてしまうのです。本当は単にハンドマッサージなだけだったのですが、OLはJKにエステ以外だったらどんな職業でも良いと言ってしまったため、じゃあ嫁にしてね!という願望が通ってしまったのでした。ついに結婚する時!!こうして周囲の皆に祝福されながら体験版は幕を閉じるのですが、なんとJKの中学時代の先輩だけは不穏なムーブを見せるのでした。単純に結婚だけしたら物語が成り立たないからね!この女性がシナリオを動かす狂言回しになりそう。
    • もう既に社会的に同性婚が認められているという設定の世界線なので、女性同士の婚姻への葛藤とかは(今のところ)全く感じられません。仕事はしっかりしているけど日常生活がだらしない大人のお姉さんが、白ギャルJKに振り回されるのが好きな人はプレイしてもいいかもしれません。ただしオタ女のガチャ芸描写が結構キツイため、若干ドン引きしかねないので、こういうのを笑いの対象に出来る人がプレイするのが良いかと思われます。

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