自己肯定感が低く怖がりで不安に怯えながらも頑張ろうとする少女を支える話。
ライスシャワーは運が悪く自分が他者を不幸にしてしまうとネガティブ思考。
それでもライスは昔読んだ絵本を心の支えに自分を奮い立たせ頑張り続けます。
そんなライスに触れたトレーナーさんは専属を志願。二人で特訓を重ねます。
しかしデビュー戦の日、ライスはトラウマにより部屋から出ることが出来ません。
そんなライスを救うのはハルウララ。救いを求める声をトレーナーさんに伝えます。
トレーナーさんの励ましとウラライス友情により見事勝利を勝ち取るところは涙。
ライスは苦手な所を一つずつ克服し最後は絵本のように他者を励ませる人になったのです!
ライスシャワーのキャラクター表現とフラグ生成過程
- 自己肯定感が低く自己否定的な少女の頑張りを支えろ!
- ライスシャワーは運が悪く他者を不幸にしてしまう(と思い込んでいる)ウマ娘。練習は頑張って取り組むものの、レースには出場せずボイコットしていると思われていました。しかしその実態は、レース前に恐怖や不安に苛まれ、出場できなかったのです。私も小学校の時過敏性腸症候群で試合の前とかお腹が痛くなりしかも当時は無知が故にその原因が分からずに苦しんだのでライスの気持ちがとても良く分かります。不安や恐怖に押しつぶされそうになりながらも、必死で練習に励む姿を見たトレーナーさんはライスの頑張りの一端に触れ、スカウトして専属になったのです。
- 素直で利発であったライスシャワーは真面目にコツコツ努力する才能もあり、メキメキと力をつけていきます。そしてとうとうデビュー戦へ。しかしここでもライスシャワーはトラウマが発動して動けなくなってしまいます。そんなライスの助けとなるのが、ハルウララ。ライスがカクレンボをしていると勘違いし、ライスがトレーナーさんを呼ぶ声を聴くと、寮まで手引きしてくれるのです。普段ならトレーナーは寮内に入れないのですがヒシアマ姐さんの心意気で臨時に許可されます。ここでライスシャワーの不安をやわらげ、自己否定的なライスを肯定してあげればフラグは成立!デビュー戦で勝利したライスはトレーナーさんにお兄さまになってもらうのでした。
- 『しあわせの青いバラ』と「お兄さま」呼び
- このライスにとってのお兄さまとは、心の支えであった絵本『しあわせの青いバラ』に由来するものでした。人々を喜ばせるバラ園に突如咲いた一輪の青いバラ。周囲から嫌悪・忌避されるもそれを、唯一認めてくれた人物こそがお兄さまだったのです。お兄さまの愛情を受けた青いバラは見事に咲き、窓辺に飾られて見る人たちを幸せにしたのだとか。この青いバラがライスでお兄さまがトレーナーさん。バイブルである絵本のように、トレーナーさんに肯定されたライスは見事デヴュー戦で大輪を咲かせたのです。ライスがお兄さま呼びをねだったのはこういった経緯があったのでした。
- ラストは本当にライスが『幸せの青いバラ』の如く、他者に幸福を与えます。夏合宿の砂浜トレーニングにおいてライスは最初こそ目標を達成できなかったものの、悪かったところを一つずつ潰して、夕方には見事課題をクリアします。このライスの頑張りを見ていたのが小柄なウマ娘。ライスが一生懸命頑張る様子を見て、次第に感化されていったのです。ライスがどうしてそんなに頑張れるのかを問われた際、諦めたくなることばかりでもういやと何度も思うけれども「なりたい私ができちゃったから」と答える所は一見の価値アリです。おススメ。他者を幸せにすることができたライスが自己肯定感を持てたシーンでは、全てのお兄さま/お姉さまが感涙したことでしょう。
ライスシャワー名場面集
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