ウマ娘「ニシノフラワー」シナリオの感想・レビュー

世間に遠慮しがちな両親に勇気を与えるため走り始めた飛び級ウマ娘の話。
ニシノフラワーの両親は自己主張が弱く貧乏くじを引きがちで生き辛い人生を送っていた。
だがある時フラワーがちびっ子レースに参加すると打って変わって応援してくれたのだ!
両親を喜ばせたい一心でフラワーはレース人生を決意し才能を認められトレセン学園に入学。
年齢差により先輩方に洗礼を受けながらも一歩ずつ着実に力をつけて行った。
その姿はスカウトにフラれ続ける新人トレーナーに勇気を与えそれを知ったフラワーもやる気に。
しかし無理がたたって怪我となりフラワーは自分が調子こいていた事を悟りメンタルクラッシュ。
そんなフラワーを励まし気概を持たせればフラグは成立。主に幼き故の精神面をケアしていく。

ニシノフラワーのキャラクター表現とフラグ生成過程

レース人生を志したのは両親に勇気を与えるためでした
  • 自分が他人の負担になることを極端に気にするニシノ一家を解放せよ!
    • ニシノフラワーは才能を認められ飛び級トレセン学園に入学した炉利ウマ娘。レース人生を志したきっかけは両親に勇気を与えるためでした。フラワーの両親は他人に遠慮しがちでいつも自ら貧乏くじを引きに行くような人生を送っていました。そんな両親に対し幼心ながらフラワーは思う所があったわけですが、ちびっ子レースに自分が参加した時にはいつもと打って変わって応援してくれたのです。自分が走れば両親は人目を気にせず世間体から解放される。両親の生き辛さを解消するためフラワーはレース業界に身を投じることを決意したのでした
    • 飛び級で入学したフラワーは実力ある先輩方から洗礼を受け自分がまだ子どもであるという現実を知ります。しかしそれでもフラワーは地道に努力を重ね着実に能力を磨いていきました。そんなフラワーの姿はトレーナーにも勇気を与えることになります。フラワー√におけるトレーナーは新人さんで、スカウトしてもウマ娘たちにフラれ続けて落ち込んでいました。そんなトレーナーはひよっこでも努力するフラワーに自分を重ね、知識技能の獲得に邁進していきます。自分が他者に勇気を与えたことを知ったフラワーは思わず嬉しくなってしまいます。しかしこれがマズった。いつもより張り切ったフラワーは過重をかけ過ぎて怪我をしてしまうのでした。
    • フラワーは怪我を自分がイキって調子こいた結果だと思い込み落ち込んでいきます。そんなフラワーに対し、逆に勇気を与えるのが我らがトレーナーなのです。ここの勇気の与えっこの場面いいよね!逃げ去るフラワーを追いかけ、頑張るフラワーに勇気を貰ったのだと告白するトレーナー。この告白を受けフラワーは自責の念から解放されてフラグが成立するのでした。
    • フラグ成立後、ほんの些細の事からフラワーは両親と同じように他者に迷惑をかけることを極端に恐れるようになってしまいます。そのきっかけはお弁当。フラワーはトレーナーに感謝の気持ちを込めてお弁当を作るのですが、毎日でも食べたいと言われて本当に毎日お弁当を作る気マンマンになってしまいます。ですがトレーナーにも付き合いがあるわけで先輩方とのランチを断れずフラワーのお弁当もありお昼ご飯二重食い。重たい腹を抱えるトレーナーを垣間見てしまったフラワーは、これまた自分が調子こいてイキってしまったからだと落ち込みます。以後フラワーはトレーナーに一線を引くようになり遠慮しがちになってしまいます。フラワーの心を開く為には身内になるしかない!ここでトレーナーさんはお弁当返しを思いつきます。トレーナーからの真心のこもったお弁当はフラワーの心を解放するものであり、お互いにお弁当を作って交換っこをしようねエンドとなります。胸襟を開いてお互いの好みを語りあうシーンはホッコリしました。

イキった結果怪我をして落ち込むフラワーを救え!

毎日お弁当作る気マンマンでいたらトレーナーはお昼の二重食いで苦しんでいた

お弁当交換っこエンド