ウマ娘感想
ブランド志向で金遣いの荒い富裕階層の甘やかされたメスガキが本当のトキメキを見つける話。 ヴィブロスは富裕階層の子女であり学生の身分でブランド品の新作を買い漁る成金趣味であった。 彼女はそれをトキメキと称し、得られた分についてはきちんとそれ相…
キタサンの引退レースであり史実で勝利が確定している最後のレースをどのように演出するかという話。 一見すると衰え知らずのように見えたキタサンだが、それは身を削っているからであり中身はボロボロ。 そんなキタサンに対しチームメイトたちは何かをして…
キタサンが世代最強として皆の前を走ったからこそ、同期はその背中を目指して強くなったという話。 今回の話はシュヴァルグランが主役となり、老化で全盛期の力を出せなくなったキタサンへの愛憎を語る。 明るく元気な陽キャ系お祭りウマ娘であるキタサンは…
姉と妹へのコンプレックスにより自己肯定感が低く自己否定的な少女を褒め殺す話。 シュヴァルグランは明るく朗らかな姉と天真爛漫な妹に対して根暗な自分を引け目に感じていた。 そのため自分に自信が持てなくてすぐにマイナス思考自虐的になってしまう傾向…
加齢により全盛期を過ぎ衰えが顕著になったキタサンブラックが現役競走馬の凋落に抗う話。 3期3話のゴルシシナリオで題材となった全盛期を過ぎた競技者の老衰問題をキタサンでも描く話。 キタサンの絶頂期は2017春天であり、宝塚で9位に終わったのは老化の始…
テーラー業とレースの両立を目指す有能だが肝心な所で詰めが甘いエリート少女に尽くす話。 サトイモシナリオは悲願達成のためにトレーナー選抜試験が行われたがクラウン√はそうではない。 たくさんいるトレーナー志望者をウマ娘が選ぶという点では同じだが肝…
キタサンは自分は自分で良いんだと周囲の人々の笑顔のために戦うことを決意していたハズなのにまた目標がブレる話。 サトイモやドゥラは凱旋門賞を目指しており海外を目標にしているのを見てキタサンは悪影響を受けてしまう。 キタサンは学園と地域住民が交…
今年のクリスマスイベントはメジロ家物語。ブライトとドーベルがライアンから自立しようと奮闘する話。 メジロ家は毎年クリスマスにファンとの交流イベントを開き親睦を深めているとのこと。 毎年担当のウマ娘が持ち回りで変わるが、なんと今回はメジロブラ…
レースで魅せるよりも盤外戦術による精神状態の差異でレース結果も変化するように感じるシナリオ。 A-partでは謎のお出かけが発生。キタサンがサトイモをデートに誘い、1日の終わりに自己の心境を告白。 サトイモの高邁な目標に気後れしていたキタサンだが自…
崇高な目標を掲げるライバルたちを見て自己の矮小さに卑屈になるが俗物的な夢でも存在意義を確立する話。 北島三郎やトウカイテイオーに憧れ皆をキラキラさせるスターになりたいと思っていたキタサンブラック。 だがライバルたちは国家だの民族だの血統だの…
大人になれ、現実を見ろと言われ続けたトレとタップが試行錯誤を経て自分たちの走りを確立し夢を実現する話。 トレはGⅠ引いては世界と戦うことを夢見て綿密な研究を重ねる人材であったが現実を見ろと小馬鹿にされる。 そんなトレの研究ノートを拾ったのがタ…
キタサンとサトイモの直接対決が有馬記念の大舞台で実現するもキタサンは2着に敗れ自己の覚悟の軽さを知る話。 シニア級のキタサンとクラシック級のサトイモ。ここで描かれるのは年上なのに年下に追い抜かれるコンプレックス。 キタサンはどこかお姉さん気分…
GⅠに勝てないレッテルを貼られたサトノ家のジンクスを覆そうと近視眼的になってしまうサトイモの話。 サトノ家は競馬界に対し多大なる金銭的貢献をしながらもGⅠウマ娘を出すことが出来ず嘲笑を受けていた。 GⅠ勝利はサトノ家の悲願となり、凄まじい重圧と…
2010年代に一世を風靡した擬人化モノの流れ。艦これやFGOなどのようにキャラ造形の背景に史実があることが特徴と言える。両者と異なるのは、所有者のいる現実の競走馬をそのままの名前でモチーフとしていること。それ故キャラを落とし込む際に史実を尊重した…
サクラローレルが4歳新馬戦に2敗し、ダートに回った4歳未勝利戦で初勝利を挙げる話。 1994年1月6日、ローレルはいよいよデビュー戦に臨むが、なんと1番人気となる。 だが現実とは非常なもので徹底的にマークされポジション争いに敗れてしまい9位に終わる。 …
期待を背負い結果を出すことを求められ重責と苦悩を抱えるホーリックスがオグリに救済され存在証明する話。 ホーリックスはニュージーランドのウマ娘。最初はオグリに健康ランドの使い方を伝授する師匠として登場。 だがその実態は姉の代替品として扱われ南…
今回は結果としてドゥラメンテ最後のレースとなってしまう宝塚記念。だが現時点では通過点に過ぎなかった。 キタサンブラックは、ドゥラメンテが凱旋門賞を目標に掲げ強い意志を持つ姿を見て圧倒されてしまう。 だが雨の日の昇降口における会話を通して、ド…
今回のイベストは技芸の継承を題材とする神事の奉納を通して競走馬の血統の維持保存がテーマとなった。 父ダンシングブレーヴと母グッバイヘイローの良血を受けてなおGⅠ1勝で終わったキングヘイロー。 その娘であるカワカミプリンセスは2006年のオークスと…
レース描写ではなく猛特訓を主眼に置くことで、キタサンが皆から愛されて勝利を掴んだことを描く話。 2015有馬(3位)、2016大阪杯(2位)と勝ちきれずにいたキタサンはネイチャのメンタルケアで活路を見い出す。 それは頑丈な身体を活かしてレベリングしまくり…
レース以外は全て些事に過ぎずトレーナーには余り関心が無い上流階級の貴婦人に対し滅私奉公を貫く話。 自分が報われるかや自分を見て欲しいなどとは一切無縁で彼女に奉仕できるかどうかが問われる。 メジロラモーヌは全てを完璧に仕上げ、尚且つメジロ家の…
まさかこれまでギャグ担当であったゴルシ√にこんなに真面目なシナリオが作られ泣かされる日が来るとは! 2015年の有馬記念はキタサンの初挑戦であると共に、ゴルシのラストランでもあった。 アニメ版では二人は同じチーム(スピカ)に所属しているという設定で…
テイオーのキラキラに憧れてトレセン学園の門を叩いたキタサンだがクラシック戦線に苦戦し精神崩壊する話。 さらにドゥラメンテが骨折したことを知ると自己の中の悪魔の囁き(他者の怪我を幸運と思う醜さ)を自覚する。 そんなキタサンが木のウロで自己の汚い…
トウカイテイオーに憧れる情に熱くてお祭り大好きなキタサンブラックが2015年日本ダービーで大敗する話。 2015年から2017年まで活躍し圧倒的な強さを誇ったキタサンだが最初はG1でなかなか勝てなかった。 シナリオは冒頭から皐月賞で3位に終わる所から始まり…
責任を抱え込みがちなケイエスミラクルのために「君が最初で最後の担当でもいい」と制約&誓約する話。 トレセン学園にやってきたばかりの新人トレはケイエスミラクルの走りを褒めたため逆スカウトされる。 だがケイエスミラクルはあまりにも病弱だったため…
他者からの期待を行動原理にするため人から頼られたら何でも一人でやろうとしてしまう少女の頑なさを解消する話。 初見では他者の期待に応えられなかったトプロの絶望が描かれるのかもしれないと思ってしまった。 また他者の期待に依存し自己が無いことに気…
単独行動好きで自分ひとりの時間を大切にしていたスズカが集団生活の楽しみを味わうようになる話。 夏合宿に参加することになったスズカだが、朝トレも夜トレも出来ず、ストレスを溜めて行った。 走ることが何よりも好きだったスズカは他者との共同生活より…
意志の弱い流され体質の弱者男性がシリウスの主体的な自己決定に脳を焼かれる話。 これもまたトレーナーの話。シンボリトレは自己主張の出来ない弱者男性であった。 トレセン学園に入学できたのも就職予備校で言われたことをやってきただけのように感じる。 …
田舎コンプレックスを見返すことを戦う動機とする農家出身のきっぷのいいウマ娘の寂しさを癒す話。 カツトレは当初弱者男性な面が強く大きすぎる夢を語るばかりにスカウトに失敗し続ける気弱さが強調される。 カツラギとの馴れ初めもトレーナーがオッサント…
自己のコンプレックスの反動としてギャルをやってるジョーダンがエリートモデルであるシチーの友情を疑う話。 トーセンジョーダンはギャルのカーストにいるが劣等感が強く過去を振り返ってはたびたび曇りがちな少女。 ハイスペックモデルのゴールドシチーと…
全肯定彼女。日常の中の些細な出来事に素晴らしさを見出すことができる少女の話。 マベトレは感情の起伏の少ない擦れた男であり日常を砂の様に感じ生きている気がしなかった。 そんなトレーナーに初めて興味を抱かせたのが、マベちんの唱えるマーベラスとい…