雑録

花鐘カナデ*グラム Chapter:1 小桜結編 体験版 の感想・レビュー

あゆま紗由先生のキャラデザと原画を謎解き異能バトルで味付けしたキャラゲー
キャラ造形はとても可愛いが、謎解きはお使いRPGな茶番でシナリオはオマケ程度。
やれやれ系主人公による中二病的独白が痛々しさを醸し出している。
何もしないのにヒロインからひたすら賞賛される「さすおに俺ガイル」てんこ盛り。
あゆま紗由先生の信者は買っても良いかもしれない。声付き原画集。

あゆま紗由先生のデジタル原画集

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  • 可愛らしい絵柄の炉利巨乳八重歯がウリのあゆま紗由先生
    • 本作のウリはなんといっても絵。あゆま紗由先生による立ち絵と一枚絵は大変素晴らしいものになっています。あゆま紗由先生はその昔(2013~2014年くらい?)、今は亡きポプリクラブで連載しており、可愛らしい絵柄と炉利巨乳と八重歯で評判が高かったものです。アヘ顔時の口の形で恍惚とした表情を浮かべる表現技法は現在でも健在です。そんなあゆま紗由先生が原画師として活躍し始めたのが2016年の『Deep Love Diary』(Campus)であり、その後もメキメキと?複数のメーカーで原画を担当し、今回はNanaWindで登場です。このメーカー、シナリオについては正直評価が高くありません。本シリーズであるグラムシリーズも謎解きや異能バトルを題材にしていますが、内容はお使いRPG的な要素が強く、主人公が謎に賞賛される「さすおに俺ガイル」系統待ったなしと言えます。ヒロインとの掛け合いも古めかしく、さらに主人公がやれやれ系で痛々しい独白が挿入されるので、読んでいて辛いものがあります。それでもあゆま紗由先生の原画が塗りにより素晴らしく表現されているので、原画集としての価値はありそうです。
    • 物語について簡単にまとめておきますと、今回はピンヒロインものを分割商法していく形式で冒頭からエンディングが提示され、過去を回想していく流れになっています。NanaWindのグラムシリーズは学園のお助け部的存在が、様々な学園イベントのお手伝いをしたり、学園の謎解きをするパターンになっています。ハルヒSOS団とか俺ガイルの奉仕部とかそんなの。カナデグラムの第1章ではそのお助け部が年度終わりの代替わりにあたり、後輩ヒロインに受け継がれる場面が描写されます。書類や荷物の整理をしていたら、謎の手紙と鍵を発見し、ここからお使いRPGが延々と続きます。茶番を眺めながら読み進めていくと最後は時計塔の空中庭園に辿り着き終了。様々な分岐があることが匂わされた後、第1章の金髪後輩√では日常回帰して未来に向かうシナリオであることが提示されます。ここでOPが流れたのち、前作のキャラが登場し、異能を発動できるカードの説明があって体験版は幕を閉じます。謎解きや異能バトルを目的にこのゲームを買うと痛い目に遭いそう。

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【関連】あゆま紗由先生原画集


【参考】グラムシリーズ前作