コス衣装完成と初イベ参加で契約が満了したと思い込み、別離の寂しさを抱く話。
シナリオが完全に乙女ゲーであり主人公くんを攻略するプレイヤー視点で描かれた。
俺たちはギャル喜多川さんを通じて主人公くんを攻略しているのだ！
前回の話でコス衣装が完成すると喜多川さんはイベントに参加したいとか言い出す。
主人公くんは徹底サポート。熱中症になりかける所を無事に救い見事イベントを完遂する。
だがコス衣装完成・イベント参加が達成されれば主人公くんはギャルにとって用済み。
別離の寂しさを感じていたがギャルはもう次のコスのことを考えており心配は杞憂に終わる。
寂寥感を感じ取ったギャルは主人公くんを弄るが、寝言で「綺麗でした」との逆襲を食らう。
「綺麗」とは主人公くんが本当に大切な時にしか言わない言葉であったことを想起せよ！
ギャルはその真意に気付き赤面して次回へ続く！
陰キャに優しいギャルの話ではなく、ギャルに優しい職人の話である！
- 契約は果たされ自分は用済みになったことを感じ寂寥感を抱く
- 主人公くんに作ってもらったコス衣装を試着してテンション上がった喜多川さんはノリで翌日のイベントに参戦することに。初めてのイベントにも関わらずカメラの列が出来るしずくたんの衣装をとくと見よ。喜多川さんが輝く姿を見て主人公くんは満足すると共に、これで自分は用済みとなったことを感じ、感無量になります。これで目的は達成された、契約は満了だ。さらばコス衣装制作の日々よ、さようなら喜多川さん。これでまた住む世界が違う自分たちは離れ離れだというモノローグが聞こえてきそうな展開。しかしながら、コス会場は気温的に暑かった！喜多川さんは熱中症になりかけてしまい、それを甲斐甲斐しくサポートする我らが主人公くん。ペットボトルで水分補給はモチロンのこと、冷えピタを持ってくるのも忘れません。初めてのイベント参戦なのに何と有能なサポーターよ。さらに主人公くんはコスプレ会場を見て、人間には人それぞれ趣味があり、それは否定されるべきものではないことを学びます。主人公くんは自分の生きる目的である人形職人の夢が幼少期に否定され酷くトラウマになっていましたが、それが寛解されていく瞬間でもありました。こうしてギャルにとっての目的が達成され、主人公くんのトラウマも癒され、着せ恋(完)というような流れになります。いい最終回だったね。
- 喜多川さん、主人公くんの寝言により返り討ちに会う
- しかしながらこれで終わりになるわけもなく、今度は喜多川さんが逆襲を受ける立場になります。主人公くんがお別れモードになるなか、次のコス衣装を何にしようかと未来を約束。あっけにとられる主人公くんを揶揄う姿も可愛いです。主人公くんは喜多川さんからの契約更新依頼に対し、真面目にお答え。婚約イベント「不束者ですが～」を発動します。こうして再び関係性を持った二人は、次のコス衣装目指してキャッキャウフフするのですが……睡魔に駆られる主人公くんが漏らした一言に喜多川さんは心を貫かれ、見事フラグが回収されます。それは主人公くんが使用する「綺麗」という語彙。これまでの放送の中で「綺麗」という言葉を主人公くんが遣う時はホントウに感動している時のみということを知らされてきたわけです。その当時の喜多川さんは主人公くんのキモい自己語りを軽いキモチで肯定していたのでしょうが、いざ「綺麗」という言葉を自分に遣われるとあら大変。主人公くんの内情を知っているが故に、ホントウに主人公くんは喜多川さんのことを綺麗と感動していたわけで……。そのことに気付いた喜多川さんは赤面。ついに主人公くんのことを意識するのでした。ギャルにとって主人公くんはまさに鴨が葱を背負って来たのも当然だものね。肉食系で攻めに走るのか、それとも恥じらい方面に触れるのか。次回の放送もまた楽しみです。
着せ恋感想まとめ
