人外モノ。前世が異世界の魔王な主人公の力を奪おうとする勢力からヒロインに守護して貰う話。
炉利天使・メスガキ系吸血鬼妹・ヲタクに優しいギャル・獣耳魔族王女の4人がメインヒロイン。
主人公は普通の高校生であったが大隔世遺伝により前世の異能が目覚め魔王として覚醒しかける。
それを防ぐためにやってきたのが炉利天使であり、接吻により魔王の力を封じることに成功する。
だが魔王の目覚めに呼応しメスガキ妹が吸血鬼、同級生ギャルが魔王の右腕であることが判明する。
また異世界からは獣耳魔族王女が主人公のために転移してきてくれて力の制御を指南してくれる。
しかし魔王の力を奪おうとする勢力は多々あり、主人公は次々と襲撃を受けピンチに陥る。
主人公は魔王の力を己の物とし、勃起不全を解消できるのかが物語のテーマとなる。
共通√はともかく個別はゆずソフト名物シナリオライターガチャがあるから現段階では祈るしかない。
大隔世遺伝によりフツーの高校だった主人公が前世の魔王の血に目覚めてしまうぞ！
- 天界や異世界からやってきた人外ヒロインたちが現代日本で学園ラブコメ
- 主人公の前世は異世界の魔王。これまでは現代日本でフツーの高校生をやってきたが、ある時突然大隔世遺伝により異能が目覚めてしまう。このままでは魔王として覚醒してしまうので大ピンチ！そんな危機に際して、天界からは炉利天使が派遣され主人公に接吻し一時的にその力を封じることに成功する。また異世界からは魔族の王女が主人公を守るため転移してくる。ついでにメスガキの妹は前世が吸血鬼、クラスメイトのヲタクに優しいギャルは魔王の右腕で有ったことが判明し、人外ヒロインズが勢揃いする。
- 主人公が魔王の力に目覚めかけたことは、その力を狙う人々にも感知されていた。そのためその力を奪おうとする勢力は主人公に対して様々な刺客を送り込んで来る。最初はメスガキ系妹の同級生である三国さん。キャラデザ的にはこのキャラが一番可愛いと思うのだけど、フローチャートを見る限りだと攻略できなそうで残念。この第一の襲撃を契機に、魔王の力を使いこなすための訓練が始まる。その方法とは主人公が昂奮しても自我を無くさないようにするというもので、ケモミミ魔族王女先輩の肉欲的接触に耐えるというもの。ある程度これに慣れると今度は別の刺激が必要とのことで、ケモミミ魔族王女とその侍女に加えて、炉利天使・メスガキ妹・ヲタ優ギャルも一緒に抱き着き6Pハーレムをすることになる。
- そんなこんなで主要攻略キャラの紹介と作品の目的が提示された所で第二の襲撃が起こる。それは主人公の生き血を吸収する魔道具が送り込まれるといったもので、それを手にした担任の先生である幼馴染のお姉ちゃんが操られてしまう。お姉ちゃん先生に生き血を取られどうなる主人公！？といった所で第二章は幕を閉じることになる。
- ゆずソフト名物シナリオライター個別√ガチャ
- 全年齢への移行に失敗した前作がユーザー達からぶっ叩かれ非難ごうごうとなった結果、原点に回帰したゆずソフト。人外ヒロインズでどこまで戦えるかが焦点となる。そしてゆずソフトの作品と言えば何と言っても名物であるシナリオライターガチャ。個別ルートはヒロインによって本当に出来不出来が激しく、好みのメインヒロインでも外れシナリオになったり、サブヒロインのシナリオの方が内容的に良かったりすることもしばしば。では今回のライターを見てみるとボスである天宮先生に加えて、保住圭・かずきふみ・七央結日(安堂こたつ)・の3人。どのヒロインを誰が担当するかで明暗が分かれそう。
- 保住先生はキャラゲーを描くのに秀でており、特にキャラの萌え仕草には定評がある。だが多作な上に引き出しが少ないので表現がマンネリパターン化されており、ヒロインではなく保住先生を攻略している気分になるという欠点がある。そのため保住先生の作品は、先生がライターとしての幅を広げられているかのチェックでもある。
- かずみふみ先生は過去のノベルゲームをよく研究しており、かつてヒットし世間的な評価を得た作品群を自分のシナリオに取り入れるのが上手。しかしそれはオリジナリティに欠けるということと同義でもあるしライター自身に思想が無いということでもある。単なるオマージュで終わらなければいいなぁと思われることしきり。
- 七央結日(安堂こたつ)先生もまたベテランで多作ではあるが、作品ごとのシナリオの不安定さが懸念され、ひょっとしたら地雷にもなりかねないので、奮闘が期待されている。
- シナリオのテーマ性・主題の内容・キャラの掛け合い・ギャグのネタ・面白みのあるテキスト等々、文章によっても求められるものが違うかと思われますが、是非ライターの皆さんには頑張って欲しいものです。発売前の漫画やカウントダウンでキャラ作りをした後に担当ライターが切り替わってキャラの人格が崩壊するのだけは辞めて欲しいと思う。
