虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期6話「"大好き"の選択を」の感想・レビュー

優木せつ菜正体バレ回。毒親かと思いきやフツーに理解あるいい母親だったオチ。
生徒会長中川菜々は正体を隠しながらスクールアイドルとして活躍してきた。
その背景には厳しい家庭環境と勉強を強いる母の存在がチラついていた。
だがせつ菜(菜々)はそのスペックの高さにより、両方の自分を貫くことに成功してきた。
ところがついに個人の力ではどうしよもない壁にぶち当たり挫折しかける。
そんなせつ菜は救うのは周囲の存在!一人で抱え込むせつ菜を皆が救い問題解決。
今までアイドル活動を母親に隠してきたが、それを伝える強さを得るのであった。
結局せつ菜が一人で気にしてただけで母親もフツーに理解ある母親であった。

正体バレを扱う回だが、結局は一人で思い悩んで抱え込んでいただけで杞憂に終わる

正体バレを誤魔化すコント
  • 性善説のやさしいせかいというか何というか
    • 生徒会長中川菜々は正体を隠しながらスクールアイドル「優木せつ菜」として活躍してきました。その背景には厳しい家庭環境が匂わされており、娘に自分の願望を押し付け勉強ばかりさせるような毒親の存在がチラついていました。それでも菜々はハイスペックであり、二足の草鞋を履いて成功を収めたのです。しかしついに正体バレのお時間がやってまいりました。文化祭の手伝いに来ていた生徒にウッカリ発言を聞かれてしまったのでした。幸いにも内密にしてくれるとのことだったのですが、それでもそのハイスペックが故に全ての事を自分一人でやろうとする悪い癖は大きな問題となって立ち塞がります。これまで菜々は文化祭とスクールアイドルフェスティバルを同時開催するイベントを進めてきたのですが、キャパオーバーになり実施できなくなってしまうのです。生徒個人の力では到底解決し得ない問題であり、菜々は諦めるのですが……。ここで伝統芸能一人じゃないが発動し、皆の支援を獲得。結局は他校の文化祭をも巻き込み、全ての学校の文化祭で同時開催することでキャパの問題を解決したのでした。おそらく本作ではこういう「問題を解決する」ということには主眼が置かれていないのであり、その方法はチープでよろしい。大変結構だ。あくまでも本質は自分一人で思い悩んで視野狭窄になっている少女に焦点が当てられるのです。だからこそ教育ママかと思われた母親に対しても菜々が過敏になっていただけであり、本音を話せば子どもを理解してくれる良い親オチとなったのでした。
1期で背中を押された歩夢が押し返す名シーン
愛しき生徒会長が大ファンの優木せつ菜であることを知り限界ヲタクになる副委員長の図
母親もフツーに理解ある良い人だったオチ

アニガサキ1期感想全13話


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