主人公をひたすら賛美するパリピ系陽キャ読モギャルと文化祭でファッションショーをする話。
本作はハミダシをウリにしているため天梨は該当しないのでは?と思われるかもしれない。
しかし天梨は天梨で上位カーストの1軍女子グループからハミダシかかっていたのである。
竜閑家は家庭教育力が高く、天梨もまた高い倫理観と道徳意識を身につけていた。
だがパリピ系陽キャギャルにそのようなものは皆無であり文化資本の差で悩んでいたのだ。
陰口を叩かれグループに所属するのも辛くなった天梨は居場所を生徒会に求めやってくる。
そんな天梨を受け容れてあげればフラグは成立するのだが主人公への擦り寄りっぷりがキツい。
陽キャ特有の甲高い声で訳も無くスゴーイと賛美されまくるので慣れるまでしんどい。
竜閑天梨のキャラクター表現とフラグ生成過程

- ハミダシクリエイティブのセールスポイント
- 竜閑天梨は如何にしてハミダシ者となりしか
- 一方でファンディスクからの追加キャラである天梨はパリピ系陽キャギャルグループに属している上位カーストであり、一見すると別にハミダシものではない。だがそんな1軍女子の中にも面倒くさい駆け引きや人間関係があり、そこからハミダシそうになっているのが、この竜閑天梨というキャラなのである。彼女の家庭は教育力が高く、天梨も高い倫理観と道徳意識を持つように育った。だがパリピ系陽キャギャルにそんなものはない。ファミレスでは騒ぐし、渋谷はゴミだらけにするし、自分たちがよければそれでよいのである。だが天梨はそんな陽キャギャルグループにおいて変に道徳意識を発揮してしまうため、ウザがられるようになっていったのであった。
- 主人公がひたすら賛美される系統(さすおに俺ガイルなろう系)
- これだけを書けばシナリオ面白そう!って思うのに、ここに至るまでがかなり長い。まぁそう簡単に心を開いてくれないよね。天梨の問題の核心に触れる為にはお城デートイベントをこなさねばならずこれがまた苦行なのである。具体的に言えば無条件の賛美。さすおに俺ガイルなろう系並みにヨイショされる。本作の主人公は警戒心が高く当然天梨に対しても防壁を張っているのだが、城や歴史の蘊蓄を披露する度にパリピ系陽キャギャル特有の甲高い声でスゴーイスゴーイを連発され、次第に有頂天になっていってしまうのが、いかにも女慣れしてない感があって泣ける。美人局じゃねぇの?いつカツアゲされんの?何かの罰ゲーム?と思ってしまうことしきり。城や歴史に興味があるんじゃなくて男に興味があって、その気を惹きたいだけなんじゃねーの?城や歴史に対しての冒涜だろ!とかなりそう。
- 文化祭イベントはファッションショー
- 本作のメインイベントは文化祭の出し物であり、本編ではそれぞれの攻略ヒロインの特性に応じて内容が変化する。じゃあファンディスクの天梨の場合はどんなことやるの?天梨ルートではファッションショーになる。当初天梨が話題に出したのは制服のアレンジであった。女子でもネクタイに出来るとかスラックス履いても良いとかそういうの。近年LGBTに配慮して女子でもスラックスOKの学校も増えてきているしね。それなら生徒会の出し物としても相応しい……と言う流れだったのだが、天梨嬢はイチから制服をデザインしたいとか言い出す。それがどんなに大変な事かは想像に難くない。(服飾系のノベルゲーは『つり乙』や『乙りろ』がおススメだ!)。だがここで出て来るのは我らがサブキャラ男友達の新川広夢きゅん。主人公の唯一の男友達ポジションといっても過言ではない彼は女装コスプレ趣味を秘密にしてくれた恩義に報いるため、力を貸してくれることになったのである。こうして舞台は整い、天梨は制服ファッションショーに挑むことになる。







