ウマ娘「タイキシャトル」シナリオの感想・レビュー

カタカナ英語混じりのカタコト日本語を操るパリピメリケンウマ娘の話。
注意力散漫だったり寮で問題を起こしたりするが全ては他人を思ってのこと。
友情溢れるテンションマックスだが人一倍寂しがり屋だというギャップ性を持つ。
タイキシャトルの孤独感に寄り添えば、あっという間に外堀が埋められてしまう。
主人公は日本での家族となることになり、アメリカの実家から娘をよろしくされる。

タイキシャトルのキャラクター表現とフラグ生成過程

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  • パリピ系テンションマックス少女は寂しがり屋の裏返し
    • タイキシャトルはその高い能力を評価されているアメリカ系ウマ娘。しかしながら性格には難ありとされていて注意力散漫であることが問題視されていました。冒頭のレースでも才能の片鱗を見せたのも束の間、よそ見をして失速をしたことからトレーナー陣から失望されてしまいます。しかしこの原因はタイキシャトルがレース中に相手の不調を気遣ったことが分かります。他にもタイキシャトルは仲間想い出友情に溢れているエピソードが挿入されていきます。
    • 常にガンガン行くタイキシャトルはトレーナー相手にも同様。いつの間にかタイキシャトルによってトレーナー就任パーティーが開催されることとなっており、腹を括らされます。こうしてなし崩し的にタイキシャトルのトレーナーとなった主人公ですが、やはりその集中力難に振り回されていきます。一方で、タイキシャトルパリピとして振る舞うのは、寂しさやホームシックから逃れるためのものであることも判明します。寮で問題を起こしたのも、海外出身のウマ娘たちのホームシックを慰めるためのものだったのです。
    • 最終的に主人公はタイキシャトルの孤独感を埋めるためのピースとなっていきます。アメリカの家族たちも主人公をファミリーとして認定!娘をよろしく展開となっており、ここでも着々と外堀が埋められて、フラグが成立したのでした。

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