令和リメイクとその周辺(『ドッジ弾子』を読んだ)

『ドッジ弾平』の続編である『ドッジ弾子』が話題となっている。
ここでは『ドッジ弾平』の思い出を振り返り、『弾子』がなぜ話題となったのかを考える。

【目次】

ドッジ弾平の思い出

『ドッジ弾平』については幼少の頃、アニメをBSだか何だかの再放送で見ていた。OPはカッコよかったし、EDは父親を亡くした心境を歌うちょっと切ない感じのものだった。断片的にだがまだ歌えるし、スーファミのソフトも実家にはある。

話の流れとしては次々と出て来るライバルたち(小学生離れしたトンデモ必殺ショットを打つ)に弾平が立ち向かっていくというものである。個人的に印象深いエピソードとしては、全国優勝した後に慢心した弾平が腑抜けになり享楽的に怠惰な生活を送る回である。ドッジへの関心を失い全く練習しなくなった弾平の姿がそそるものであった。弾平に憧れる新入生に請われて弾平が良い所を見せようとするも、格下であったお供の珍念にさえ敗れてしまうというシナリオは小学生ながらにゾクゾクしたものである。

昭和リメイクと女体化の中で

その名前で話題となった珍念の娘

そんな『ドッジ弾平』だが令和リメイクの時代的影響もあってか、弾平の娘が主人公となる『ドッジ弾子』が始まった。艦これやFGOウマ娘などの女体化モノの影響もあってか、主要人物は全て女性となっている。第1話では珍念の娘が可愛い眼鏡っ子なのに安直にちん子という名前だったことがコロコロイズム過ぎて話題を呼んだ。

バブミ系恵体巨女

バブミ系恵体巨女「江袋もち子」

そして第2話からもう一つのコロコロイズムが始まる。それが有名な「男児の性癖を歪ませる」というものである。闘球部の復活を目指す弾子が部員集めをするのだが、「江袋もち子」というバブミ系恵体巨女(しかも髪が触手を思わせる)が登場し話題を掻っ攫った。岩をも砕く弾子のショットをその恵まれし豊満な肉体で受け止める姿は印象深いものである。ハンターハンターのGI編のドッジボール回をパロって三位一体するファンアートは大人気となった。

オレっ子陸セパ巨女

オレっ子陸セパ巨女「スージー先輩」

さらに第3話では俺っ子陸セパ巨女スージーが登場。もはや巨女のオンパレードである。話の流れとしては陸セパ巨女と弾子でショットの球の速さ対決をすることになるのだが、スージーの方が速くて弾子は敗北する。だが弾子の方が威力が強くてスージーが気持ち的に敗北し仲間になるという王道の流れである。だがスージーがビビる程の威力ショットを第2話ではもち子が受け止めていたということになり、その恵体っぷりがものすごいことを実証する回となった。