【感想】タコピーの原罪 第7話「タコピーの告解」を読んだ

タコピーがまりなちゃんを殺害した罪の深さを自覚する話。
まりなちゃんを殺したことで虐めから解放され幸福な時を過ごすタコピーたち。
タコピーはまりなちゃんの替え玉として家庭生活を送るのだが……
真相を知ってか知らずか母親に偽物であると見抜かれてしまう。
(けどここで恐ろしいのは母親にとって都合の悪い存在は「偽物」とされる説)
まりなちゃんにもまたこれまでの人生があったことに気付いたタコピーは絶望する。

母親にとって自分がコントロールできない存在=偽物

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  • タコピーは本当にニセモノだとバレたのか
    • しずかちゃんを虐めていた存在がいなくなり平和な時を過ごす3人。移り気なしずかちゃんがすげぇドライな所が今回の見どころ。チャッピーに会いに行くために計画を練る東くんに塩対応、さすがは魔性の女。「ふーん、じゃ、あそぼ」の場面が突き刺さります。男を操る天性の才能。
    • 一方でまりなちゃんのターン。タコピーがなり済ましているまりなちゃんの家庭は順調に崩壊していっており、タコピーが来たことで更なる波乱が巻き起こります。離婚調停で親権は母親だと決まったことを蒸し返してしまうのです。(と、いうか離婚調停まで行ってるのになんで3人でフツーに飯食ってるのか分からん)。天真爛漫なタコピーまりなちゃんが父親に懐く姿を見た母親は発狂。父親が帰ってこない日を見計らい、娘の頬をはたくのです。母親は娘が本物でないと涙するのですが、これって本当にタコピーが見抜かれたわけではないっぽいんだよね。母親にとって娘は全て自分がコントロールできる存在になっており、そこから外れてしまったので自己憐憫に駆られているだけのようにも見える。
    • ただ、タコピーは母親が涙したことで、自分の殺人の罪の深さを自覚。このままではいけないと焦燥感を抱くのですが……なんとまりなちゃんの死体が第三者に発見されてしまいます。実はまりなちゃん生きてました~とかやるの?帰ってきたまりなちゃんが、逆にクラスメイトから虐めの対象となるとか?(タコピーまりなちゃんがしずかちゃんと仲良くしていたことにより)。それともまりなちゃんが帰ってきてもそこには別の存在(タコピー)がおり、父親はタコピーの方を本物と言って絶望するとかかな?安易な予想ですが。

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「タコピーの原罪」感想まとめ