C101におけるトレンドと表現技法の研究(2)「オリジナル作品群」の感想・レビュー

C101で出された同人誌の分析。
ここではオリジナル作品群の感想・レビューを行うこととする。

【目次】

朝凪「催眠術ってスゴイ!」(Fatalpulse)の感想・レビュー

兄が催眠していると見せかけて妹たちに催眠させられていた

いつもの朝凪先生の男性優位系雌豚尊厳破壊ものか、今回はオリジナルなんだな…と思っていたら変化球を投げてきた。しかも二重トリック。前半は確かにいつもの朝凪先生であり、男性優位で気位が高く生意気な女を屈服させ尊厳破壊していくのだが、後半から趣向が変わってくる。一つ目の叙述トリックは兄が催眠しているのではなく、妹たちが催眠にかかっているフリをしているだけということ。妹とその友達の方が実はドMであり自分たちを雌豚にしてくれるように求めていたのである。こうして兄に犯されることを望んでいた妹もその友達もドM生活を楽しむことになる。キモヲタヒキニートの兄が高慢ちきで生意気な妹たちに催眠をかけて屈服させたかのようにみせかけておいて、妹たちの掌の上で転がされていたのであった。二つ目の叙述トリックは催眠術は本当に存在したのだが、催眠をかけたのは兄ではなく妹たちであったというオチとなる。本来の兄は完璧超人な文武両道であったが妹たちは兄を囲うためにわざと大学受験の日に幽閉して催眠をかけたことが末尾のキャラ紹介で明らかになる。途中、妹の友達が催眠にかかっておらず、それでも犯してもらいたいので催眠に罹ったふりをして自ら雌豚に堕ちた描写から一つ目の叙述トリックの伏線は張られていたが、よもやこれほどだったとは。二つ目の叙述トリックを考えると被害者は兄であるということができる。こうして妹たちの雌豚願望がより際立つ形となり過去作との差別化が図られることとなった。

雨あられ「図書室ノ彼女6」(AMAM)の感想・レビュー

正義感が強い勝ち気な女が快楽堕ちする

オリジナル。鬼畜系快楽堕ちモノ。気が強くプライドが高く正義感に駆られる女教師を屈服させる話。汚っさんである教頭はパチ屋で用務員と仲良くなり、用務員の仲介で快楽堕ちさせられた元清楚系JKを使うことになる。女教師は用務員に飼育されるJKを助けにくるのだが、逆に自分がやられてしまうことになる。快楽堕ちしかける女教師だが生徒の為に歯を食いしばって耐えていく。だがJKは既に完堕ちしており女教師に対して自由意志に基づいて用務員に飼われていることを告げる。こうして最後の砦が崩壊し、女教師も快楽堕ちをするという救いのないエンドを迎える。

kakao「小悪魔せつこの秘密 vol.7」(ちょこれーとらんど)の感想・レビュー

せつこがサキュバスに対抗意識丸出しで嫉妬に駆られる姿が見どころ

kakao先生のオリジナル小悪魔せつこシリーズ。最近のkakao先生はやたらと頭身が上がってしまい顔も美形タイプの絵柄になってしまったので、最初の萌え系よりの方が好きだった身としては悲しみを感じる。このシリーズをvol.1から見てみるとkakao先生の絵柄の変化が如実に分かるので面白い。内容についてはせつこにライバルが登場して3Pするといったもの。おせっせ鑑賞をするのが趣味だというライバルサキュバス。せつこと竿役の情愛を見て、自分も搾精をしたくなり襲い掛かってくる。サキュバスの魅了に抗えない竿役はせつこがいるというのに惹かれていってしまう。それをみたせつこは嫉妬にかられ、自分が竿役を勃たせるのだと言わんばかりに3Pになだれ込む。せつことサキュバスはどちらがより竿役を気持ちよくできるかという争いになる。せつこがムキになって頑張れば頑張る程余裕のサキュバスの手の平で転がされてるような感じ。ジェラシーを掻き立てられたせつこの必死さをお楽しみください。基本的には竿役はMプレイになっておりせつこたちにイカされる展開になっている。また純愛路線のためか、せつこにのみ挿入してサキュバスにはいれない。

しゃよー「田舎にはこれくらいしか娯楽がない 3」(陸の孤島亭)の感想・レビュー

都会に馴染めなかったおっとり系陰キャ少女が田舎で友人ズや先生に恵まれて回復する

オリジナル。田舎の先生が生徒と勉強会と称して性的な勉強をするシリーズ。今回は新キャラとして先生の遠い親戚かつ幼馴染で幼少期からお兄さんと慕っていたJKが登場。彼女は陰キャで寡黙でコミュ症気味であったので都会では友達が出来ず田舎に流れてきたのであった。田舎では友達ができたのだが、その友達らは放課後先生と盛っていた。疎外感を抱いた幼馴染は勉強会の内容を察していると称して自分も混ざりたいと志願する。先生や友達との放課後の勉強会……胸を高鳴らせて親戚は思っていたよりも過激なものであった。だが友達らが快楽を得て感じている姿を見てあてられていく。幼少期からの先生への想いはついに頂点に達し、友人の支援もあってついに初めてを捧げることに成功するのであった。初めてなのに感じてしまう親戚の子は恥じらいにより声を抑えていたが、我慢しなくていいと言われてタガが外れたかのように喘ぐ姿は一見の価値アリ。こうして都会で根暗な日々を過ごしていた親戚の子は友人ズや先生に囲まれて幸せな学校生活を送れるようになり勉強の遅れもすぐに取り戻すことが出来た。これを見て保護者は大喜びをする。だが二人の情欲は留まることを知らないものになっており、3Pだけでなくコスハメや被虐的Mプレイをするようになっていた。先生と親戚の子のプレイに煽られた友人ズ二人も拘束や首輪リード牽引を展開。友達がいなかった子が幸せそうに仲良く思い出作りをするって良いよね。最後はせませま風呂プレイとなり試験期間を乗り越えたら旅行のプレゼントをすると提案され第4弾へと続く!

鈴音れな「生意気メスガキに催眠指導~常識改変ママ実習~」(Lonely Church)の感想・レビュー

メスガキ催眠分からせシリーズのバブミ回

オリジナル。メスガキ催眠分からせモノシリーズ。メスガキに小馬鹿にされているキモデブ竿役教師が催眠の力でメスガキを屈服させていく。今回は性教育を受講したメスガキから先生はカネで女を買うことはできても妊娠させることはできないと煽られる。そんなわけで催眠を使いメスガキに自分を赤ちゃんだと思わせバブミ系ベイビープレイを展開する。作者のあとがきで作品を仕上げるために赤ちゃん用品のサイトを回り虚無になったと述べられているが、それぐらいキモヲタ竿役教師のキモいバブバブっぷりがウリとなっている。

タケユウ「童貞卒業代行」(ねこのこね)の感想・レビュー

イメージプレイntr 過去の男の幻影がチラつく

オリジナル。国の少子化対策によるマッチングアプリで昔好きだった女を呼ぼうとして本当に召喚に成功する話。だがかつて明るかった少女はクールになっており、憂い気な表情を浮かべるようになっていた。竿役が事情を聞くと、かつてマッチングアプリで汚っさんにヤリまくられたとのこと。また彼氏がいたことも判明する。それが本当に事実か主人公を煽るためのものかは定かにはされないが竿役はそれを聞くと他の男を上書きし自分だけのものにしようと激しく少女を抱くことになる。最終的に国の政策の思惑通りに懐胎するが、少女の過去の謎は明かされることはなく主人公を煽り続ける。他の男との過去を聞かせることで自分だけを見る様に誘導し独占欲を満たすという後ろ暗い展開が好きな人におススメ。無表情系ヒロインがいい味出している。

タチロク「妊活。あなたに似た子供が産みたくて……」(緑色みかん)の感想・レビュー

子どもが出来ないのは旦那のせいだと知った妻が取った行動とは

子ども欲しさに義弟と不倫する話。旦那を愛しているからこそ子どもを産みたいのだが、検査の結果旦那の精子の方に問題があった。そのことを妻は旦那に言うことができないまま、旦那は妊活に息苦しさを感じ、妻を想うフリを装い妊活を辞めようとする。そのため妻は旦那の弟に手を出すことを決意する。旦那の弟はそっくりであり、旦那を若くした頃のようであったため、妻は襲い掛かってしまう。義弟も最初は拒否していたが最終的に堕ち孕ませることに成功する。出産後、自分の子どもを見に来る義弟に対し妻は二人目を望む。弄ばれた義弟がキレて逆転して優位に攻め立てるシーンと旦那よりも義弟の逸物の方が気持ちいと快楽堕ちする妻の不貞の箇所が見どころとなっている。

玉之けだま「血姫夜交 真祖の姫は発情しているっ!」(毛玉牛乳)の感想・レビュー

炉利BBA×ショタだと思っていたら、ショタは成長しメスガキ分からせチョロインモノとなる

オリジナル。メスガキ系炉利BBA×苦労性のショタモノかと思っていたのに、後半からいきなり竿役が成長してイケメンになり、メスガキ分からせものになってしまう。主人公の少年は孤児院出身だが幼少期に貰い手がつかず魔物の森に捨てられてしまう。その少年を拾ったのが吸血鬼のプラズマちゃん。少年を眷属にして二人で人間に復讐しようというノリになったのに……。少年には勇者の血が流れており眷属化できずそのまま青年に成長。最初は少年の優位にたっていたプラズマちゃんだが、成長後は青年に屈服させらてしまうのであった。

つかこ「俺の幼なじみがあまあまカワイイ3」(くりもも)の感想・レビュー

つかこ先生の純愛幼馴染モノ。おっとり系カノジョが積極的になる表現が良い

つかこ先生のオリジナル幼馴染シリーズ第3弾はクリスマス編。いちゃラブ幼馴染モノっていいよね。ヘタレ優等生の竿役とゆるふわで気立てがよくおっとりした感じのヒロインの幼馴染としての絆と情愛がとてもよく表現されている。ちょっぴり気が弱いと紹介されているのにヒロインの方からへたれ優等生のために頑張って誘ってくる流れがたいへん素晴らしい。イチャラブ幼馴染モノが好きな人は必見だ!おススメ。今回はクリスマス編。ヘタレ優等生の主人公は幼馴染と一緒にクリスマスを過ごす予定だったのにも関わらず、生徒会の仕事がブッキングしてしまう。泣く泣くヒロインとの予定をキャンセルすることに。不甲斐ないヘタレの彼氏に対して幼馴染ちゃんは優しくサポート。リモートで自ら慰める姿を見せあいっこしたり自撮りを送ってあげたりする。さらに竿役が一人寂しく生徒会室で仕事をしているとサンタコスをして励ましにきてくれるのである。クリスマス、生徒会、二人きり、サンタコス。何も起きないわけがなく……。ヒロインの甲斐甲斐しさや「きちゃった」をする表情がとてもグッとくる内容となっていますおススメ。照れくさそうに紅葉合わせで奉仕をし、彼氏からしてもらうのが夢だったと返されると、してほしいならこれから何度だってしてあげるよと応じるところとか二人が積み重ねてきた関係性が感じられてステキ。こうして乳繰り合いながらもなんとか頑張って仕事を終わらせた竿役彼氏。帰り道、持ってきてくれたケーキなどを食べる時間が無かったと惜しむと、幼馴染はうちで一緒に食べようと誘い、部屋でさらに燃え上がることが示唆されて幕を閉じる。この幼馴染シリーズ、もっと続いて欲しいものよ。

ナビエ遥か2T「オフパコどうですか?」(ヌルネバーランド)の感想・レビュー

コミケの作家先生が美人レイヤーと同人誌の内容再現プレイ

オリジナル同人誌再現プレイもの。コミケ作家のスペースに痴女コスレイヤー二人組がやってきてオフパコに行く展開になる。そこでコミケ作家が販売した新刊のプレイ内容を再現するというのであった。内容としては少し過激な同人誌でしか起きないような内容を現実で再現することに昂奮を覚えるというもの。濃厚レズキスをするレイヤーに百合に挟まるプレイをしたり、M男くん御用達の責められ菊門責められプレイをする。だんたんと行為は通常からはエスカレートしていき、ケツ穴に排出した精液をひりださせたり、口に出した精液をマスクに吐き出させそれをつけさせたり、ローションを浣腸し絶頂と共に排泄させたりする。まだローションだから良いけどそのうちスカプレイもやりだしそうだな。コミケ帰りでファンのレイヤーと作家さんがオフパコする話は巷に溢れており、この作品もそれの一種なのだが、流石はナビエ遥か2T先生であり、プレイ内容をピーキーにすることで独自性を醸し出している。セルフマーケティングに成功しているし、内容よりも作者買いの方が優先されるパターン。

にの子「エルフに淫紋を付ける本 LEVEL:6」(にのこや)の感想・レビュー

街メイドVS森メイド 触手の戦い

にのこやのエルフシリーズ。今回のお話は街エルフVS森エルフ。街に移住したエルフは人間社会と溶け込むべく努力をして生活していた。だがそこへ宝玉を求める竿役と森エルフがやってきて平穏な生活が搔き乱されてしまう。街エルフは所有する宝玉の謎を解くため竿役の口八丁に乗ってしまい、触手攻めをされて屈服することになる。プライドの高い女錬金術師エルフが触手で開発され快楽堕ちしてしまうところが見どころか。

のりパチ「配属された先は慰安科でした。」(ジャックとニコルソン)の感想・レビュー

地方公共団体の職員がお宅訪問し慰安奉仕する

オリジナル。のりパチ先生が描くのはいつも豊満な肉体のデブとも言うべき肉付きのヒロイン。今回は地方自治体の職員として慰安科に配属された新卒ちゃんが上司に教育を受けながら市民のお宅訪問を行う。竿役は女性を道具扱いするチャラ男であり、上司は男に使用されることを新卒ちゃんに教えていく。途中から竿役の数も増え輪姦で回される。オマケ本もついておりぼっち・ざ・ろっく!の星歌さんがライブのノルマ代を稼ぐために学生時代からウリをしていたことが描かれる。自分では身体を委ねるだけで効率よくカネが稼げるとタカをくくっているが身体は完全に堕ちているという取り返しのつかなさが昂奮を煽っている。

聖☆司「新しくできたママがエロすぎる日常。」(真・聖堂☆本舗)の感想・レビュー

再婚家庭における義母と電車プレイをする

オリジナル。炉利BBA巨乳トランジスタグラマーでスーツ姿という属性もりだくさん。シリーズものであり再婚した義母と義姉とお気楽にプレイを繰り広げる。今回は三者面談の帰りの満員電車で紅葉合わせを一発キメるという車内プレイ。さらに玄関で発情させた後に、実父と義母の寝室で繰り広げるというもの。背徳感は一切なく、実父公認のもとで行われるので抜きには実用的。

フエタキシ「ボッチのモブが正しい選択をして清楚少女と付き合う。2」(シュート・ザ・ムーン)の感想・レビュー

ntrモノ。チャラ男に陰キャが逆襲する!

オリジナル。対ntrをウリにした漫画。近年の作品ではチャラ男に清楚少女が寝取られてしまう展開やイケメンから汚っさんがそのビッチ彼女を寝取るパターンが主流であった。だがそれを逆手に取って、寝取ろうとするチャラ男に対して根暗陰キャキモヲタがハイカースト少女を自分に従属させることで優越感を演出する。さらに今回の場合はついにチャラ男に直接的制裁が下される。ヒロインが陰キャに黙ってチャラ男とカラオケに行きアルコールで眠らされそうになってしまうのだが……なんと陰キャがバイトに成り済ましておりチャラ男に飲酒させるのである。そしてヒロインとの情交を見せつけ憤死させた挙句、カラオケで飲酒をして女性店員を襲ったという社会的制裁まで加えるのであった。

flanvia「懺悔穴」(自家発電処)

自らが手に入れた安寧を自ら快楽のために手放して堕ちていく

オリジナル。村の教会で人々に慕われるシスターが欲望により自ら堕ちていく話。事故で身寄りを亡くしたシスターはとある村に受け入れられ、そこで信仰に励んで安寧な暮らしを手に入れる。シスターはせめてもの恩返しとして懺悔室を新たに設置して村に貢献しようとするが、それが過ちの始まりだった。狭い部屋に男女二人が入れば何も起きないはずが無く、性欲に関する悩みを打ち明ける村人に対してシスターは自らの肉体を捧げてしまう。実はこのシスターかつての事故前の奉公先で性的虐待を受けており快楽に弱かったのである。村人に巨根を見せつけられたシスターは自ら尻を突き出しその肉棒を求めてしまう。こうして幸運にも事故により虐待から逃れることができたシスターだったのだが、自ら快楽に走ったことにより折角築き上げた安寧を自ら自破壊してしまうのであった。刹那主義者や欲望に対する理性の敗北が見たい人達におススメの一品だ。

も「選択教華」(もちんち)の感想・レビュー

女性教員が学校の生徒をシェア彼氏する

オリジナル。女教師二人と3Pする話。竿役の男子高校生はシェアハウスをするのだが、その相手が何と学校のマドンナ先生二人組であったという流れ。一人はおっとり系国語教師、もう一人はアクティブ系英語教師である。二人はハウスだけでなく男の子もシェアしており大人と子供の中間地点であるという繊細な男子を食い物にしていく。曜日ごとにヤル日を決めているのだが、つまみ食いをしてしまうこともしばしば。きちんとした食事よりもつまみ食いの方がレアリティなどによりおいしいと感じられるが、それがよく表れていたり、つまみ食いをされた埋め合わせにと激しい行為を求めるというのもシェア男子モノならではのアクセントとなっている。勿論3Pも用意されており7日を二人で分ければ余りが出るので複数で行為に及ぶ。明るい英語教師が激しい1発のプレイをするのに対し、おっとり系現国教師が絡みつく様にじっくりとなぶっていくのでこっちの方が人気でそう。最後のオチも現国教師に授業中注意されよそ見しちゃだめですよエンドとなる。