【感想】鳶村「とことんやっちゃう杏山カズサ」(ほるもんカレー)

勉強会中にカズサが先生を襲い既成事実を作った後、快楽堕ちした姿を宇沢レイサに見せつける話。
本作はカズサの執着心と独占欲に焦点を当てており、先生を襲ってしまうカズサの描写が秀逸である。
勉強会中に先生が自分のことを女として見てくれないことに不満を抱いたカズサは強硬策を取った。
先生がカズサで勃起してくれた時には喜びを感じ、そのまま押し倒して一連の行為に及んでいく。
先生の上に跨り臀部を顔に押し付けながら陰茎を舐め回す69から騎乗位に移行して生中させるのだ。
一度肉体関係を結んでしまえば、行為はエスカレートする一方であり、次第に激しさを増していった。
ついには学校を休んで昼から公園のベンチで背面座位をしていたのだが、そこへ宇沢レイサが登場する。
カズサは自分と先生の行為を宇沢に見せつけることにし、それに当てられた宇沢はオナりだしてしまう。
カズサはレイサと百合接吻しながらお互いを愛撫して昂らせ、最後は3人でシンクロ絶頂を迎える。

先生を襲って既成事実×快楽堕ちでエスカレート×宇沢レイサを交えて3P

先生に襲い掛かる杏山カズサ

本作の特徴は何と言っても宇沢レイサを交えた3Pである。いや、確かにカズサが先生を襲うシーンや快楽堕ちしていく姿も秀逸ではある。だが高校デビューしJC時代が黒歴史になったカズサが、その黒歴史を追い求めているレイサを受け容れ新たな扉を開くシーンは彼女たちの関係性を考えると涙無しには見られない。カズサはアイリへの感情が強調されがちであるが、レイサの存在も大きな比重を占めているよね。

流れとしては、カズサが先生を襲ってしまうところから始まる。カズサは先生に勉強を見て貰っていたのだが、先生は完全にカズサを生徒として接していた。だがカズサは距離感の近さにドキドキしており、自分だけが感情を持て余す報復として先生に乳房を押し付ける行為などをする。先生はこれにより屹立させてしまうのだが、カズサは自身の肉体で先生が勃起してくれたことに喜びを感じていた。それ故カズサはそのまま先生に襲い掛かり臀部を顔に押し付け先生の陰茎を舐め回すという69プレイを行う。さらには騎乗位で先生に跨り、先生への独占欲を発露させる言葉を吐く。自分は先生のためならどんなことだってできるよと腰を振りながらいつでも使える専用の肉穴が欲しくないかと誘うのである。カズサの誘いに理性を吹き飛ばした先生は騎乗位ながら下から突き上げカズサをエビぞりで絶頂させるのであった。ここまでが前半であり、箸休めとして既成事実を作ったカズサが先生との行為をエスカレートさせ快楽堕ちしていく描写が挟まれている。
 

宇沢レイサに先生と公園のベンチで背面座位している姿を見せつけるカズサ

そしていよいよ本作のハイライトであるレイサを交えた3P展開が後半で始まる。快楽堕ちしたカズサは学校をサボって先生と公園のど真ん中で青姦するようにまでなっていた。ベンチで背面座位となり白昼堂々と快楽を貪っていくのであるが、ここで宇沢レイサが登場する。性的に進んでいるわけではないレイサは、いつものような中学生のノリで先生とカズサに接してしまうのであるが、途中から二人がナニをやっているのか理解するに至る。逃げ去ることに失敗したレイサは尻もちをついてしまうのだが、そんなレイサに見せつけるかのように股をおっぴろげて接合部位を見せつけるのである。二人の行為を見て自分も高まってしまってレイサは自ずから秘所に手を伸ばし自らを慰めてしまう。そんなカズサを自らの下へ引き寄せたカズサはレイサとレズキス。さらには愛撫まで行い、先生と一緒にカズサが絶頂した時、宇沢レイサも同時に達せるように高めていく。こうして正面に立っている宇沢レイサの胸にカズサは頭を埋めながら背面座位で先生に中田氏してもらい絶頂を極めるの図が完成した。ラストではカズサが先生に湿度100%の独占欲を発露する一方で、レイサは強烈な性体験による自分の肉体の変化に戸惑うようになる。次回のレイサ本が楽しみ。

レイサとレズプレイを行い先生との絶頂の際、同時にレイサも逝かせて3人絶頂させようとするカズサ