【感想】呉マサヒロ「女学校で男ひとりなので校則で性欲のはけ口にされる日常 3時限目」

呉マサヒロ先生のM男ハーレムモノの続編だが作風を変えヒロイン一人を深く掘り下げてきた。
これまではキャラの掘り下げが希薄で属性に依存した抜きゲー特化だったが内容に深みが出た。
流れとしては竿役の男性が各種属性の異なるヒロインの性欲処理に使われるだけの展開だった。
だが今回は気位が高いがおぼこで性知識に疎い令嬢をリードするパターンであり立場は逆転。
またこの生徒会長が実態把握と称して他人の行為を覗き見し興味津々になっていく様子がエモい。
キャラに愛着が持てるように工夫されており人物像の掘り下げって大事だなと思わせる作品。

生徒会長麗華園茉莉が口では調査とか風紀とか言いつつ快楽堕ちしていく姿がポイント

保健体育程度の性知識しか無かった麗華園茉莉が報告動画を見て恥ずかしがる様子

呉マサヒロ先生の抜きゲー本。だが前2作と作風を変えてきた。これまでは抜き目的特化であり、M男な竿役が女学校の性欲処理係として、次々と属性の異なる女性に犯されるというのが基本的な流れであった。次々に出て来る属性の異なるヒロイン群と呉先生の画力と塗りがウリの作品であって、特に読者たちにとって穴役に意味があるわけでもなく単にコキ捨てられるだけの絵であった。だが今回は一人のヒロインを主役としてキャラの掘り下げを行ったため、これまでとは異なる深みが出てきた。即ちキャラに愛着が湧くようになっているのである。
 

他者の行為を見学し悦楽に耽る姿に感化されていく麗華園茉莉

今回のメインヒロインを張るのは生徒会長麗華園茉莉。潔癖で高慢であるが、能力もあるし上流階級に相応しくなれるよう努力している姿も垣間見せて好感が持てるというキャラ造形。茉莉は学園の風習を良く思っておらず、風紀委員にその是非を問うも、とっくに風紀委員は陥落しているため、寧ろ生徒会長に実態を示すのである。茉莉は保健体育程度の性知識しかなく、それでも知った気になっていたため、報告としてあげられてきた動画を見て、その鼻っ柱をブチ折られることになる。だがその動画で各種ヒロインが恍惚とした悦楽を感じている様子は茉莉をして興味津々にさせしむのであった。また映像では我慢できなくなり、百聞は一見に如かずと実際に行為を見に行くことになるのだが、そこでは雌としての本能を刺激されていく。そしていよいよ自分もといったところでチャイムが鳴って我に返り本番寸前で理性を取り戻すしてやめることに成功する。
 

あんなに否定していたはずなのに自ら生処理を申請していた麗華園茉莉

だが逆にこのことは焦らしプレイとなってしまう。一人で生殖器をペンでなぞるも実物を挿れられることを想像して満足できず、ついに自分から生処理制度を申し込むことになる。気合いのベビードールがいい味出しており、やりすぎかしらと思い悩んだりやる気満々のようで今更恥ずかしくなってしまうコマは破壊力バツグンである。穴役が呼ばれた理由を問い、自ら行為を望むことを口にする表情は大変素晴らしいものとなっています!おススメ!!最後までくどくど言い訳しながらリードするように命じる生徒会長は趣きがあってとても可愛い感じを醸し出している。次第に行為に嵌っていき、もっともっととその先を求め、前戯で絶頂し、正常位で挿れてくれるようおねだりし、膣に出してもらえないと子宮を疼かせ後背位で中田氏を求めて突いてもらって快楽堕ちという展開になる。最後はすっかり依存するようになってしまった生徒会長麗華園茉莉の姿が!対面大しゅきホールドで悦楽に耽る姿を見せつつ幕を閉じることになる。

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