トルフィンが過去を受け入れ、それを背負ったまま、その後の人生を生きていく話。
喧嘩で意識を失ったトルフィンは夢うつつのの中で自分が犯した罪と向き合うことになる。
戦士としての人生を送ってきた現実を突きつけられるのである。
トルフィンは自分が殺した人々にも、それぞれの人生があったことを思い知らされる。
そんなトルフィンの背中を押すのはやはりアシェラッドの役割。
過去の罪を背負ったまま登れと叱咤激励し、トルフィンを覚醒させるのであった。
無気力でカラッポとウジウジしていたトルフィンが自分の第二の人生を歩む決意をして生気が戻る
- トルフィンを再生させる役割を担うキャラがアシェラッド
- 喧嘩で怒りに任せて人を殴ってしまったトルフィン。その後殴られて意識を失い、夢うつつの状態となる。そこはトルフィンの罪の深層心理。ノルドの男たちが一生殺し合いを続ける場所であった。トルフィンはそこでアシェラッドに出会い、問答をしながら自分の罪と向き合うことになる。トルフィンの精神に負荷を与えるのは、かつてトルフィンが殺してしまった人々。だがトルフィンは彼らの名前さえ知らないのだ。エイナルとの交流においてそんな名無しの人々にもそれぞれの人生があったことを知ったトルフィンは苦しむことになる。だが、それを知ったことが無限の戦争状態から抜け出す第一歩だった。アシェラッドは苦しむトルフィンを助けるため自らは無限の戦争状態に身を投げる。そして自分の罪を背負ったまま人生を生きろとトルフィンを励ますのであった。石塔を背負ったまま生きる決意をしたトルフィンは自らの罪を抱えて進む決意をする。こうしてトルフィンは暴力と決別するという新たな目的を持つことが出来た。今まではカラッポで無気力であったトルフィンに意志が宿ったのであった。