ブルーアーカイブ「鬼方カヨコ」絆ストーリーの感想・レビュー

不良顔でその雰囲気により皆から怖れられるが中身はピュアで優しい少女の話。
雨の中の子猫を心配して傘を差し出す構文が挿入されるなど不良ギャップ展開のカヨコ。
細かなことにも良く気づき、さり気なく皆が快適に過ごせるよう雑用などもこなす。
ヘビメタ好きだが色々な音楽を愛好しており先生が疲弊している時には癒しの曲を流す。
正月イベントでは一緒に除夜の鐘年越しデートを決行した挙句、駅で一緒に一晩を過ごす。
終電逃して待合室で語らっていたらあっという間に始発になったイベントがエモい。
踏切の鐘で始発に気付き、そこで交わす言葉は完全にピロートークである。

鬼方カヨコのキャラクター表現とフラグ生成過程

雨の中、猫を心配して傘を差し出しに来たカヨコ
  • ギャップモノ。見た目は不良で怖いが中身は純真で優しい
    • 鬼方カヨコは現実的で冷静な便利屋の課長。見た目はコワモテだが中身は思いやりが深く、細かなことに良く気づき始業前に掃除や雑用などもこなして皆が快適に過ごせるよう人知れず働いている。しかも彼女はそれを苦に思っておらず人から褒められようとかいう打算はナシで行動している。そういった所からも彼女がきちんとした躾を受けた淑女な生まれであることを想起させ、他の生徒とは異なり18歳で成人済みであり留年していることが匂わされているので、彼女が便利屋に流れ着いた過去が読者の注目を集めている。(プレイヤの皆さまにおかれましては、どこかのストーリーで語られていたらご教授くださいますようお願い申し上げます)。
    • そんな彼女のイベントの中心となるのが所謂ギャップ萌え。典型的なイベントである「雨の中の子猫を心配して傘を差し出す」パターンが発動する。コワモテで不良と思われがちであり、しかも自分でも認めて諦めてしまっており、誤解を正そうともしないというのが擦れてしまった少女感を醸し出している。そんな彼女が捨て猫を心配して雨の中様子を見に行ったり、さり気無く餌付けをしたりと情を見せるのだ。また音楽の趣味ではヘビメタを愛好してはいるものの、音楽そのものが好きであり、他のジャンルもイケる。先生が疲弊している時には癒しの音楽を聴くなどもする。
    • 正月イベントでは、晴れ着の購入に付き添って貰ったり、その着物を着て除夜の鐘を聞きに出かけたり、終電を逃して一晩一緒に過ごしたりする。呉服屋においてはその風貌から組のお嬢と勘違いされるなどオーラを醸し出していることが描かれる。先生に着物の柄を聞いて、先生が好きと言ってくれたのを選ぶなど乙女チックな一面も見せつける。さらに先生との年末年始年越しデートに誘ってくれる。だが除夜の鐘イベントは中止となっており、それ故に臨時列車も出なかったので、待合室で一晩を過ごすことになってしまう。冬の寒い中、身を寄せ合う二人は語り合って一晩を過ごす。カヨコがこれまで過ごした便利屋での体験談を話題にして睦みあっていれば、待っている時間なんてあっという間!踏切の鐘で始発に気付いた二人は日常に回帰していくわけだが、この時のメモリアルイベントが最高潮。「お正月も、日々の一日に過ぎないからさ。今日という日に聞く音は、これがいいのかも。」の台詞回しは雰囲気もあってエモいことこの上ない。完全に事後のピロートークな尊さがあった。その後もカヨコのデレ展開は続き、二人で甘酒を飲んだりライブへ繰り出したりする。
着物を買いに呉服屋に来て、先生に柄を選んで貰うカヨコ
先生と寄り添いながら待合室で一晩を過ごすカヨコ
一晩一緒に過ごし、姫初めをするカヨコ
徹夜になったためシャーレで寝ていくカヨコ

ブルアカ感想まとめ