【感想】葬送のフリーレン12話「フェルン束縛の女編~シュタルクに他の女を触らせたくない&シュタルクを逃がさない~」

今回はフェルン回。好いた男を自分が束縛したいというフェルンの独占欲を中心に2本のお話が語られた。
1本目では冬眠したフリーレンをシュタルクが担ごうとすると、フェルンはそれを拒否して師匠にまで嫉妬。
2本目はシュタルクのお誕生日とカコバナであり、逃げ癖がついたシュタルクを自分が逃さないと独占宣言する。
シュタルクは愛情の不足により自己評価と自己肯定感が低く育ってしまったがそれを支えるのがフェルンという構図。
また言葉にはされなかっただけで兄と師匠アイゼンからはきちんと愛されていたんだよということが明示された。

ハイパーシュタフェルタイム~自分以外の女を決して抱かせず、自分の手元に置きたがる女フェルン~

例えフリーレンでもシュタルクに抱かせたくないフェルン

今回はシュタフェル回。A-partは勇者の剣編。ヒンメルは勇者の剣を抜けなかった偽物の勇者だったけれども、現実を受け容れ偽物として魔王を討伐し本物になった強さが語られた。この話は逃げなかったヒンメルと対比して魔族から逃げ出したシュタルクが曇るという展開に使われるのだが、そんなことよりまずシュタフェルだ。吹雪に襲われたフリーレン一行だが、体力の少ないフリーレンは低体温症になりかけて冬眠してしまう。そのためフリーレンを運ぶ必要が生じ、男であるためシュタルクが運ぶのが順当だと思われたが、シュタルクが運ぶとなれば背中の斧が邪魔なためお姫様抱っこになってしまう。シュタルクの胸に自分以外が抱かれることを面白くないフェルンはそれがフリーレンと言えど嫉妬し、頑なに自分が運ぶと言い出し実行する。シュタルクは本当に善意でヘイ、カモン状態であり、それが一層フェルンの独占欲を刺激したのかもしれない。シュタルクがフェルンを想って運ぶのが大変だろうと提案してくれていることはフェルンも分かっていながら、シュタルクが女に触れることになるのを拒否してしまう乙女心が大変丁寧に描かれている。フェルンの面倒くさい可愛い女分を存分に摂取できるシナリオとなっている。
 

服だけ溶ける薬をぶっかけられるフリーレン

B-partはシュタルクのお誕生日とカコバナ回。宿屋でトートツにシュタルクの誕生日だとフリーレンに教わるフェルン。フリーレンは服だけ溶かす薬をプレゼントする気マンマンだったのだが、フェルンはシュタルクが下品な女遊びをすることを毛嫌いしフリーレンに薬をぶっかけてしまう。フェルンはシュタルクの部屋を訪ねるのだが彼は出かけており、集落を探すと彼がいたるところで人助けをしていたことが判明する。これだけでシュタルクに対する好感度は爆上りしてしまうよね!フェルンはシュタルクがエッチではないと信じていたのだが、雲を見て女性の胸部と連想している姿を見てドン引きする。しかしその直後には次の雲を大便みたいと称したため、単なるガキであると結論づける。結局、フェルンは直球勝負で行くことになるが、誕プレの話をしてもシュタルクはピンと来ず。故郷に誕プレの習慣が無かったのかと尋ねるフェルンだが、ここでシュタルクが親からの愛情を受けられなかったことが判明する。強さが全てのセカイで魔物とまともに戦えなかったため弱者扱いされ、最後には自分に唯一良くしてくれた兄まで見捨てて逃げ出してしまったシュタルク。フェルンがフォローを入れてもまた逃げ出すかもしれないぜと自嘲が止まらない。そんなシュタルクに対し、フェルンは絶対に逃がさないと独占欲で彼を肯定するのであった。フェルンが束縛しているだけでなく共依存関係っぽいな。こうしてシュタフェルタイムが展開されていったが、宿屋に帰ると巨大ハンバーグを作って待っていたフリーレンの姿が!!シュタルクは誕プレこそもらったことは無かったけど、師匠アイゼンからはお誕生日に戦士が祝う頑張ったねハンバーグを作ってもらっておりちゃんと愛せれてんじゃんエンドとなる。

シュタフェル共依存タイム
シュタルクもちゃんと愛されてたんだよハンバーグ