【感想】葬送のフリーレン13話「全裸シュタフェル・投げキッスシュタフェル・魚釣りシュタフェル」

今回のシュタフェルは①全裸シュタルク・②投げキッスに見るシュタフェルの情緒・③仲良く釣りをするの3本です!
物語の流れは天性の才があるけれども田舎で燻ぶり年齢を言い訳に新しいことを始めるのを拒否するオッサンの話。
だがこのオッサンは自分が村を出たらその身を犠牲にして男手一つで育ててくれた兄を裏切ってしまうと考えていた。
フリーレンにその真相を話した際、兄から鉄拳制裁を食らい、自縄自縛となっていた状態から解放され仲間に加わる。
フリーレンは自分も冒険に出る際、月日の経過を言い訳にしていたので、オッサンに同族嫌悪を抱いていたのである。
何をするにしても遅すぎるということは無く、始めるのは今の話なんだよというリスタート物によくある感動話。
一方シュタフェルコンビは勧誘に協力しながらも、上記3イベントによりイチャラブを展開し関係性を深めていた。

テーマとしてはリスタート物によくある何をするにしても遅すぎることは無いよという思想を説く話

全裸のシュタルクに自分の服をかけてあげるフェルン

今回のお話はオッサンが再チャレンジする話。内容としてはリスタートものにありがちなモノであり特に新規性とかはない。月日の経過や年齢を言い訳にして、過去の決断を悔やみ動き出すことを渋っていたオッサンや過去のフリーレンが仲間に背中を押してもらうことにより、何をするにしても遅すぎることは無いということに気付くという展開である。ただこのオッサンは自分が村に拘る理由を兄に求めており、両親を失った後、兄は男で一つで育ててくれて聖都への引き抜きも弟のためにと断っていた。オッサンはこれを引け目に感じており、聖都に行けなかった兄を差し置いて自分だけが村を離れるわけにはいかないと思い込んでいたのである。フリーレンがこの理由を吐き出させたことにより、兄は鉄拳制裁をかます。兄は自分の選択を後悔したことなど一度も無いが、お前は後悔ばかりではないかと説教。これによりオッサンは自縄自縛から解き放たれフリーレンの仲間になる、というのが今回の大きな流れである。
 

フリーレンの投げキッスにえっちすぎると慄くシュタフェル

それはそうとシュタフェルだ。まず①全裸シュタルク。シュタルクはオッサンを仲間にするため酒場に行くが、そこで賭博で勝てたら仲間になると言われ勝負に出るが敗北。身ぐるみ剥がされてしまう。全裸になっているシュタルクを見たフェルンは自分の上着を脱いでシュタルクにかけてあげるのだ。シュタルクはその優しさを感じ、あたたかいと述べるのであった。結局、シュタルクの装備一式はフェルンが取り戻してくれた。この時、フェルンは汚いものをつまむようにしてシュタルクに渡すのだが、ファンの間ではフツーに持つとシュタルクの服の匂いを嗅ぎたくなってしまうので、このような持ち方にしていると解釈されている(ホントか!?)。続いて②投げキッス。オッサンの勧誘に苦戦するフリーレン一行は彼が好きなものを聞き出しその一つが大人のお姉さんであると知る。酒・煙草・賭博・女が好きな聖職者よ。そんなわけで1000年生きたフリーレンはまさに大人のお姉さんに最適だね!ということでフリーレンは色仕掛けに打って出る。その時フリーレンは投げキッスを放つのだが、これを見たシュタフェルの二人はフリーレンの妖艶さにとてもえっちだと感じてしまうのであった。この二人の性知識の情緒が未成熟であり、二人でそれを育んでいることが分かる微笑ましい一コマである。最後は③二人で仲良く魚釣りである。フリーレンとオッサンが割と真剣な話をしている後ろでシュタフェルコンビは魚釣り。釣り竿を垂らすシュタルクの傍らに籠を持ったフェルンがぴったりと寄り添い、釣り上げた際には二人で喜びを分かり合うなどしている程のシュタフェルを見せている。この作品、背景でちょこちょこシュタフェル描写があり、スタッフも本当にシュタフェルが好きなことが窺える。

魚釣りで寄り添うシュタフェル

葬送のフリーレン感想まとめ