ブルーアーカイブ「羽沼マコト」絆ストーリーの感想・レビュー

権力欲と自己顕示欲が強く、巨大事業群を通して自らの権威を誇示しようとする少女の話。
ゲヘナ学園の生徒会的な組織である万魔殿の長:羽沼マコトは破天荒で権力欲が強かった。
ゲヘナだけでなく学園都市全域の支配を目論み、先生を自陣営に引き込み利用しようとする。
だが、基本的にマコトはポンコツであり、全てが失敗に終わるギャグオチとなる。
銅像やタワーなどの巨大建造物群の建設も後先考えずに発注し予算が足りなくて赤字エンド。
しかしながら集団の長として度量が深いところはあり、カリスマ性の片鱗を見せる。
このままネタキャラでいくのか、それとも成長を見せるのか、今後に注目される。

羽沼マコトのキャラクター表現とフラグ生成過程

ヘッポコではあるがリーダーとしての資質とカリスマ性はあるマコト

羽沼マコトはゲヘナ学園の生徒会的な組織万魔殿の長。つまりは実質的な学園のトップである。彼女は権力欲に執着し、権威を誇示することを好んでおり、先生を自陣営に引き込むことで、ゲヘナだけでなく学園都市全体の支配を目論んでいた。だが残念ながらすっごくポンコツ。アル社長もポンコツであるが彼女は能力が高いのに変に拘るために失敗に終わるのに対し、マコトは能力が高いであろうに細かいことを何も考えない方向でのポンコツである。絆ストでは絆後先考えずに権威を誇示するための巨大事業群の経営に着手し、予算など全く考えず、結局は失敗に終わる様が描かれていく。だがマコトのカリスマ性は目を引くものがあり、自らの発注先が商店街の住民と対立しそうになった時には話し合いで妥協点を探り、相互理解を図り支持を得る。また責任感も強く、猫ちゃんを飼った後でアレルギーが判明しても飼い主としての責任を果たそうとするのだ。そして悪徳業者に騙された時には、先生に電車賃を借りながらもキッチリと仕返しに行き、それにモブの部下たちがきちんとついていくのである。マコトはヘッポコではあるが、リーダーとしての資質は備えているため、これで物事をきちんと考えられるようになったらかなりの傑物に化けるのではないか?絆ストの終局部では先生と一緒にトラブルを解決していったという一文が挿入されているため、マコトの精神的成長が楽しみでもある。

ネコちゃんに対する責任感
先生が功績を上げてはじめてデレるタイプ
騙されても立ち上がる不屈の精神