めざせポケモンマスター 第4話「サトシさんのポケモントレーナーとしての資質」の感想・レビュー

氷技の制御が出来ず周囲を凍結させ苦悩するツンベアーと技の特訓をする話。
コイキングの滝登りを見物に来たサトシさんたちだが滝は凍り付いてた。
それというものツンベアーが冷気を撒き散らしアチコチ凍結させていたからであった。
だがよく観察していると技の制御が出来ていないだけで本人に悪気はなさそう。
そんなわけでツンベアーとの技の特訓が始まり、何度も失敗を繰り返しながら修行する。
サトシさんのトレーナーとしての資質が描かれておりポケモンに寄り添う心が皆に評価される。
サトシさんをストーキングするラティアスは感動して涙を流したかのような演出であった。

サトシさんのトレーナーとしての適性っぷりを見よ!ポケモンの問題点を見抜きその解決に寄り添う

ポケモンと共に特訓をするサトシさんとその資質を評価する仲間
  • 技を制御できないツンベアーに付き合い特訓開始
    • 今回のシナリオはまさに鉄板の流れ。困っているキャラがいる→主人公が問題を見抜く→一緒に問題解決に取り組む→その中で心の交流をする→様々な困難を乗り越える→お互いの仲を深める→最終的な問題を解決する→ハッピーエンドというお約束が提示される。ここで提示されるのは、いかにサトシさんがトレーナーとして優れているか、その適性っぷりが描かれる。ツンベアーが技を制御できず周囲を凍結させまくってしまっているのを見抜くと、サトシさんはその長所を褒め一緒に技の特訓をしようと投げかけるのである。問題の発見から解決策の提示までの流れが実にスマートであり、もはやポケモンマスターといっても過言ではない。このサトシさんの資質については仲間たちからも評価を受け、温かくその修行は見守られる。凍結させまくった周囲を炎ポケモン(ファイヤローとガオガエン)で溶かすのもホッコリする。
    • さらに一つや二つの助言でそう簡単に改善されなかったとしても、決して諦めず何度でも挑戦しようと寄り添うその姿よ。根気よくコツコツとやるのはしんどいがそれに付き合ってくれる人がいるだけでかなり違うというのもサトシさんは経験則として分かってるのだねきっと多分おそらく。これまで様々なポケモンと技の修行してたもの。そして襲い掛かる困難パートでは、ツンベアーと共に深い氷穴の中に落ちてしまう。足をひねってしまったサトシさんは自分に構わず穴を登ってくれと言うが、サトシさんだけを置いて行けるものかとツンベアーは背中にサトシさんを乗せてクライミング。途中で落下しかけると咄嗟に氷技を発動して足場を作る。これを見たサトシさんは技を制御できていると大喜び。コツを掴むために次々と氷の足場を作って階段上にしていき、それを登って無事に生還を果たす(地味にサトシさんを治療するタケシの活躍が光る)。それでもまだ怯える森のポケモンたちに対しては氷の彫刻をプレゼントし、これがきっかけとなって皆と仲良くなりハッピーエンドとなる。ポケモンと心を通わすサトシさんを見て、サトシさんをストーキングするラティアスは感動。涙を流すのであった(多分、溶けた氷なんだろうけど。)
ツンベアーの技の暴走は炎タイプのポケモンも凍らせてしまう程
壁を登るアニメ
ポケモンたちとの交流を見てラティアスさんは感動