ブルーアーカイブ「杏山カズサ」絆ストーリーの感想・レビュー

中学時代は不良だったが高校では勉強の遅れを取り戻そうと努力し仲間と甘味にも興じる少女の話。
杏山カズサはクールで落ち着きのある少女だが、先生と一緒の時には年相応の振る舞いを見せる。
先生に甘い言葉を囁かれると他の女にも言ってるでしょ?とか勘違いされるよ?と牽制してくる。
すなわちカズサは先生の甘言を真剣に受け取っており、冗談で聞いているのではないよという意味。
先生との逢瀬のためバスを1本(数本?)見過ごし、すっぴんを見られたら怒り、差入に言訳を並びたてる。
普段は余裕のある少女が自分の好きな先生の前ではめんどくさい女ムーブをしてしまうのがシナリオのウリ。

杏山カズサのキャラクター表現とフラグ生成過程

勉強を見て貰った後、ウザ絡みをしてくる杏山カズサ

杏山カズサはクールで冷静、JKにしては落ち着いておりゆとりのある性格をしている(かのように見える)。だが、先生の前では年相応の少女となり、めんどくさい女ムーブをしてしまう……というのが絆ストーリーの見所である。カズサは中学時代は不良でありスケバンとして名を馳せていた。だが高校進学時に足を洗い、遅れてしまった勉強を取り戻そうと頑張っていたり、仲間と甘味に興じたりして、ある意味フツーのJKとしての生活を謳歌している。フツーのJKであるならば、色恋沙汰にも興味津々であり、その対象は先生へと向かっていく。勉強を見て欲しいと言って先生を呼び出し、先生がすぐに来てくれると、先生は忙しいと言いながらも案外暇なんだねとめんどくさい女ムーブを炸裂。さらに先生がカズサのために全てを投げうってきたと述べるとすごく嬉しそうに照れながら他の女生徒を引き合いにだし勘違いされるよと牽制してくる。他の生徒は遊びだろうけど自分は本気だからねの意味。

さらに絆ストでは先生にめんどくさく甘えるカズサを堪能することができる。20分に1本のバスなので先生と一緒にジュースとお菓子で談笑しているとあっという間にバスは来てしまうのだが、まだまだ先生に甘えたいカズサはバスを1本見過ごすというムーブを決める。その後も寮に帰った後に無事に帰れたという報告をするため自撮り写真を送ってくれるのだ。これからシャワーを浴びるところとかいう報告もしてくれるのでカズサをお楽しみください。そんなカズサは先生に良い風に見られたくて、コンビニにすっぴんで出かけて鉢合わせしてしまった時には、化粧していない顔をとても気にする。先生がおふざけで流そうとするとカズサはわりと怒り先生(好きな人)の前だから私も自分なりに自分のイメージを気にしてるから配慮したらどう?と攻め立てて来る。

ラストは差し入れ問題。カズサは先生に喜んで欲しくて自分は猫舌なので食べられないけど「フォンダンショコラ」を買ってきてくれる。だが素直になれないカズサは差し入れについて色々とイイワケを並べ立てるのである。それに対して先生は「処理」という言葉で対応してしまったのでさぁ大変となるのであった。このようなカズサのめんどくさい女ムーブは自身も自覚しているようであり、バレンタインの時には自ら「私ってめんどくさい、かな……?」と投げかけて来る。カズサ√の先生はわざと煽ってる感もあるのでお互い様のようにも感じる。

先生の好意を素直に受け入れられず他の女生徒を引き合いにだしてしまいがちなカズサ
寮に着いたら自撮り写真を送ってくれるカズサ
すっぴんを気にするカズサ
すっぴん弄りをおふざけで流されそうになり激怒するカズサ
先生のために差し入れを買ってきたのにイイワケを並び立てたため「処理」と言われてしまうカズサ
自分がめんどくさい女ムーブをしていたことを自省するカズサ