【感想】リコポケ15話「ネットに強いことを存在証明としていたヒキコモリ系中二病少女がフェイクニュースにひっかかり精神崩壊しかけるも、初めてのリアル友達のピンチを救うべく奮起し、自己を曲げて頭を下げて他者に協力を求め、ヒキコモリを脱して助けに行く!」

催眠洗脳され記憶を弄られてしまったリコの状態異常をどのように解くかが課題となったのが今回のお話。
記憶を失いあてもなく放浪するリコを飛空艇のメンバーたちは懸命に探すことになる。
ここでドットちゃんは持ち前のネットスキルを活かしてリコの場所を突き止めるがそれは敵の流した嘘情報。
ドットちゃんは得意のネットで出し抜かれ精神崩壊寸前となるもリコのことを想起し気力を振り絞る。
リコを探すため先輩の有名配信者と交渉しコラボ企画を提案、相手が渋ると恥を忍んでリアル友達の危機と泣き落とし。
先輩配信者はプライドが高く傷つきやすいドットちゃんが自己を折り他者の為に頭を下げる見て大喜び。
かくれんぼ企画でリコの居場所を見つけると、ドットちゃんはヒキコモリを脱し、リコの下へ駆けつける!

ヒキコモリ系中二病少女、リアル友達のピンチに際し、ヒキコモリを脱す!

プライドが高く他者を見下していた中二病の少女が自己を折り他者を頼った瞬間である
  • 打ち砕かれるアイデンティティ
    • ヒキコモリ系中二病少女ドットちゃんは自分がインターネットが得意であることをアイデンティティとしていた。それは自己の存在証明とも直結しており、彼女はネットが得意だからこそ、俗世を見下しヒキコモリ生活を肯定していたのである。そんな排他的で偏屈なドットちゃんに何度も粘り強く話しかけてくれたのがリコであり、彼女はドットちゃんの唯一のリアル友達であった。リコが行方不明になった時、ドットちゃんは持ち前のネットスキルで捜索しようとするが、なんとフェイクニュースに引っかかってしまうのである。これはドットちゃんにとってはショックであり、自己の存在証明を揺るがす出来事であった。自分のせいで仲間達がリコがいる場所とは逆方向に向かってしまいリコの窮地を深めたと悔いるドットちゃん。彼女は精神崩壊しかけるが、それでもリコのことを想う気持ちを確かめ、奮起する。

  • プライドを捨て他者に頼るということ
    • 精神崩壊寸前から蘇ったドットちゃんは、自己の弱さを晒す強さを得る。先輩である有名配信者を頼り、頭を下げる。そしてただ一方的にこちらのお願いを来てもらうだけではなく、先輩にもメリットがあるとバズる企画を提案して交渉するのだ。だが有名配信者な先輩は二つ返事で承諾しない。万策尽きたドットちゃんは、ついに泣き落としにかかるのであった。ドットちゃんはリコが唯一の大切なリアル友達であることを告げると熱心に説得。ドットちゃんを良く知る先輩は、プライドが高く偏屈で排他的な彼女が頭を下げるだけでなくプライドを折って他者の為に尽くしている態度を見て依頼を承諾する。

  • 脱ヒキコモリ
    • 有名配信者先輩のバズリかくれんぼイベントによりリコの居場所が特定されると、ドットちゃんは自分も駆けつけようと息巻く。ヒキコモリであったドットちゃんが友のピンチのために自らの意志で部屋から出た瞬間であった。ドナルドのようなアヒルポケモンをお供に選ぶと、フリードにリザードンで運んでもらい、リコの下へと現れる。一方で記憶操作されていたリコだが、配信者イベントのかくれんぼやおにごっこをするなかで、ニャオハと共に歩んできた記憶が蘇っていく。こうしてリコは無事に仲間と合流できたのだが、リコはドットちゃんを扉越しでしか知らなかったため、どなた様ですか状態となってしまった。ここでリコが初見でドットちゃんと分かっていたら百合友情パワーが炸裂していかもしれない。これからドットちゃんとリコで百合展開があるかどうかが注目される。

リコドット可愛いね集

着ぐるみから出るドットちゃん&アヒルを相棒に選ぶシーン
スーパーパルデア人リコ
リコドット~初めてのご対面~
ドットちゃん、やはりお外は嫌い
次回もドットちゃん回!

リコポケ感想まとめ