ブルーアーカイブ「乙花スミレ」絆ストーリーの感想・レビュー

無理して過剰トレーニングしがちなスミレを見守るため先生がトレーナーになる話。
乙花スミレはトレーニングをこよなく愛する女の子。だが時折無理をしがちであった。
筋肉が落ちることを何より怖れるスミレは負荷をかけすぎて脱水症状になってしまう。
そんなスミレを助けた所から関係性が始まり彼女が無理をしないように監視することになる。
先生自身は何もしないのだが監視役がいることでスミレは体系的なメニューを組むようになる。
基本的には脳筋なスミレだが自意識はあり、脳筋になりがちなことに恥じ入ったりもする。

乙花スミレのキャラクター表現とフラグ生成過程

スミレの監視役となったらトレーナー呼びされ思慕されることに

乙花スミレはトレーニング大好きな脳筋少女。先生との関係性の始まりも脳筋的イベントであり、負荷をかけすぎたスミレが脱水症状になってしまう所からスタートする。それ以来先生はスミレが無理しないように見守ることになり、トレーナーと呼ばれて慕われることになる。だがトレーナーと呼ばれても先生は何もしない。スミレ自身が監視役が出来たことでメタ認知が鍛えられ、自分で体系的なトレーニングメニューを組んで来ることになる。自分のしているメニューを第三者に説明することで、そのメニューがどういう意味を持ち、どんな効果を得るためにやるのか、意識するようになったのである。こうしてかつてはただ漠然とトレーニングするだけであったスミレは、より鍛えたい部位の筋肉をつけ美しくなっていったのである。
 

衆目を気にせず公共の場でストレッチを始めてしまうが、それは恥ずかしいことだと知るスミレ

こうして先生をトレーナーと呼び慕うようになったスミレだが、そのシナリオは脳筋イベントと先生にも運動をさせたいイベントの2つで構成される。脳筋イベントはスミレが何でかんでもトレーニングに結び付けてしまうことにより発生する。先生とプロテインを買いに行った際にはスクワットをしながら先生を待つし、チートデーにケーキ屋に行った時には成分表を要求するなどする。だが脳筋ながらもスミレは自意識が無いかと言われればそうではなく、自分の振る舞いが非常識であることを悟ると乙女らしく恥じらうようになる。もう一つのイベントは先生を運動させたいというものであり、普段から運動不足な先生に運動をすすめてくる。それでもスミレはハチャメチャなメニューを組むのではなく運動不足の成人男性に適したメニューを考えて来てくれるのが幸いだ。スミレは先生をマッチョに鍛えたいのではなく、一緒にトレーニングをしたいという思いから行動していたのであった。
 

先生と一緒に運動をしたいスミレ
常に話題が運動になってしまうスミレ