ウマ娘「マチカネタンホイザ」シナリオの感想・レビュー

セルフマネジメントができ精神面も常にフラットな少女の感情の起爆剤となる話。
「普通」とされるマチタンは周囲が強すぎるだけで実は地力のあるウマ娘
自己を客観的に捉えて自分で自分を育成できるし負けてもへこまず次を目指す。
その姿は完成された競技者でありトレーナーいらなくね?と思えてきてしまう程。
しかしトレーナーはそんなマチタンの心に火をつける起爆剤となるのです。
トレーナーからの言葉がマチタンを奮い立たせ高いパフォーマンスを発揮させます。
マチタンとトレーナーは何でも二人で分かち合う「半分こ」友達なのです。

マチカネタンホイザのキャラクター表現とフラグ生成過程

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半分こ友達のマチタンとトレーナー
  • 半分こ友達
    • マチカネタンホイザとトレーナーは「半分こ」友達。商店街でたびたびラスト1個となった食品(鯛焼きや肉まんなど)を分け合ううちに、自然と仲良くなっていきます。ある時、マチカネタンホイザの走りを見たトレーナーは1位にはなれないものの高い地力を秘めていることを見抜き、早い段階で契約を結ぶことになります。

  • セルフマネジメントと強いメンタル
    • マチタンは競技者として完成されており、長期的なスパンでセルフマネジメントが出来るスゴイウマ娘でした。メモ帳は自分の適性に合わせた無理のないトレーニングメニューでビッシリであり、少しずつ、だけど着実に強くなれるよう自分でメニューを組んでいたのでした。またマチカネタンホイザはメンタル面でもある意味つよつよ。どんな時もフラットなのです。声援を受け、期待を集めながらも負けてしまったレースにおいて、トレーナーはケアに努めるのですが、タンホイザはまるで気にせず、うどんタイム。どうしてこんなに普通でいられるんだ!?とトレーナーは愕然としますが、ここでナイスネイチャイクノディクタスからフォローが入れられます。

  • 起爆剤としてのトレーナーの役割
    • 強い!強すぎる!!マチカネタンホイザ!!!レースでは勝てないものの競技者としては完成されており、トレーナーいらなくね?と思えて来てしまう程。しかしながらマチカネタンホイザにとってトレーナーは大きな存在になっていました。これまでのレースでは今一歩、最後の最後でのびきれなかったマチカネタンホイザでしたが、それを成し遂げさせたのはトレーナーの一言だったのです。トレーナーから期待されているというその確信がマチタンのハートに火をつけます。レース後、トレーナーへの想いを自覚したタンホイザがトレーナーと出会えた幸運を噛み締める様子はグッとくる展開です。

  • トレーナーへの恩返し!
    • マチタン√では、マチタンがどんなに周囲の人々に愛されているかが語られていきます。カノープスのメンバーたちと青春を謳歌したり、マチカネフクキタルとマチカネコンビしたり、公園でちびっ子たちと遊んだり、商店街の人々と交流したりするなかで、その人柄の良さが浮き彫りとなります。そんなタンホイザでしたが、夏合宿中、トレーナーが昼寝をしているところを目撃し、日頃の恩返しを試みます。タンホイザが皆から集めたアイテムを用いて、元気玉を放ち、トレーナーに元気注入するのでした。マチタンの独特な言葉の言い回しやコミカルな動作は人々を惹き付けてやまない愛くるしさがあります。

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負けは勝ちの途中!

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起爆剤としてのトレーナー

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マチタンはトレーナーを元気にしたい!


 

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