ブルーアーカイブ「大野ツクヨ」絆ストーリーの感想・レビュー

高い身長をコンプレックスとし自己評価の低い少女が短所と思っていた高身長に長所を見い出す話。
ツクヨは長身を気にしており猫背になり俯いて鬼太郎的メカクレヘアーで内向的でオドオドしていた。
そんな彼女の支えとなったのが自分を受け容れてくれた忍術研究部であった。
だがツクヨはこれまでの人生で忍術などに一切興味が無かったので努力して忍者ごっこをすることに。
先生はそんなツクヨを否定せず付き合ってあげながらも長身であることを肯定し自身を持たせていく。
スラダンで魚住が田岡監督から背が高いのは才能と肯定されたようにツクヨも先生に肯定されるのだ。
こうしてツクヨは少しずつ自分のコンプレックスと向き合い見方を変えてみる方法を覚えるのであった。

大野ツクヨのキャラクター表現とフラグ生成過程

背が高いことを先生に肯定され、コンプレックスを長所に変える!

大野ツクヨは高い身長(180cm)をコンプレックスとしており、幼少期よりその体躯を揶揄われて来たため、内向的で根暗になってしまった女の子。少しでも身を縮めようと猫背になり、俯いており、髪の毛も鬼太郎のようにメカクレとなった。そんなツクヨだが初めての居場所となったのが忍術研究部であり、朗らかな仲間が彼女を受け容れてくれたのである。そのため本人は1ミリも忍者に興味など無かったのだが、仲間の為に一流の忍者になろうと一生懸命忍者ごっこに興じていた。

そんなツクヨに対し、背が高いことは才能だと説くのが先生である。スラダンの魚住は入学したての頃フットワークについていけず小馬鹿にされており、ゲロを吐きながらバスケ部を辞めたいと泣きだしたのだが、田岡監督は背が高いのは才能だと評価し肯定し続けたのである。そんなスラダンのエピソードを彷彿とさせるように、先生はツクヨの長身を肯定するのだ。先生は見方を変えてみようとツクヨにコペルニクス的転回を図り、ツクヨはその長身を活かして迷子の女の子を見つけ出すのだ。こうして背が高いという自分の特性と向き合えるようになったのであった。

そんなツクヨだが絆ストーリーはその豊満な巨体を活かしたエピソードで満載である。何と言っても印象深いのは忍者になろうとして「くノ一」の極意を学ぼうとすること。ツクヨは古本屋で「くノ一」に関する書籍を手に入れると技を習得したいので練習に付き合って欲しいと先生を誘うのであう。そしてそこから繰り出されるのは「いちゃいちゃ捕縛の術」、「添い寝の術」、「太もも挟みの術」などなど。これらをツクヨは先生に放っていき、後で「くノ一」は色仕掛けであったと気付くというオチ。

メモロビは狭い抜け道を通ろうとして乳房が挟まってしまうイベント。ツクヨと先生は二人で逃げ出したイヌを捕まえることになり、奮戦する。結局イヌは先生が捕まえることに成功するのだがツクヨの姿が見えない!どこへ行ったかと探すとツクヨのか細い声が。なんとツクヨは狭い道を通り抜けようとした結果、その豊満なる乳房がひっかかり出られなくなってしまったのだ。抜け出すには様々な労苦があったようで、イヌの飼主の少女からはなぜそんなに服がボロボロなの?と無邪気に言われる。

バレンタインイベントでも出られないイベントは擦られ続ける。ツクヨは想いを込めるために忍者らしさを表現しようとし先生の執務室のロッカーに忍び込むのであるが出られなくなってしまうのだ。さらに肝心のチョコはツクヨの体温で溶けてしまっていた。歪んだチョコを見てネガティブになるツクヨを励ましその溶けたチョコを貰うのだが……。なんとツクヨは押しが強い側面もあり、さっきとは打って変わって、目の前でチョコを食べて欲しいとねだるのだ。先生はツクヨの体温であたためられたぬくもりを感じながら本人の前でチョコを食べることになった。

ツクヨ、自分の身体の活かし方を知る
先生に「くノ一」技として色仕掛けを発動するツクヨ
メモロビは路地に乳房が挟まって出られなくなるイベント
胸でギュッとしていたらチョコが溶けてしまったバレンタイン
ツクヨの前で彼女自身の乳房で温められたチョコを食べて欲しいと言われる先生