レースで魅せるよりも盤外戦術による精神状態の差異でレース結果も変化するように感じるシナリオ。
A-partでは謎のお出かけが発生。キタサンがサトイモをデートに誘い、1日の終わりに自己の心境を告白。
サトイモの高邁な目標に気後れしていたキタサンだが自分の素朴な夢を語りサトイモにその決意を表明する。
有馬でキタサンがサトイモに呼び捨てにされビビったようにサトイモもキタサンに呼び捨てにされビビるという対比。
B-partは春天のレース描写。サトイモはいつも自分を引っ張っていってくれたキタサンの思い出がフラッシュバック。
キタサンはゾーンを使った挙句さらに終盤に再加速を見せ、圧倒的な貫禄で春天に2連覇を達成するのであった。
どうにも盤外戦術っぽく感じられてしまって
今回のお話はキタサンがサトイモに自分の覚悟を告げる話。キタサンはサトイモやドゥラが世界や血統などの尊崇な目的を持って走っていることに気後れしてしまう。だがキタサンは皆を笑顔にしたいという素朴な夢でいいんだと自己肯定できた。そのため今回は自分を確立したキタサンがサトイモに対し決意表明をする。そのために仕込まれたのがキタサンとサトイモのデート。キタサンはサトイモをお出かけに誘い、目的地を決めずに、行き当たりばったりで交通機関を決めて遠出しようと誘う。ここからはしばらく二人のデートシーンをお楽しみください。と、いうわけで夕暮れ時になって頃合いを見計らった所で告白シーン。サトイモの方から話があるんでしょ？と切り出し、キタサンが決める。それは有馬でのお返しであり、キタサンは自分が走る目的を告げ、サトイモをフルネーム呼び捨てにするのであった。キタサンの決意を見たサトイモはその精神にわずかだが日和ってしまった。
B-partは春天のレース描写。キタサンよりも大逃げをするウマ娘がいたが、キタサンは歯牙にもかけずに自分の走りを堅持。終盤、キタサンとサトイモのゾーン対決となるが、ここでサトイモは過去の記憶がフラッシュバック。いつもキタサンが先に立ち、サトイモの手を引いて知らない景色を見せてくれていたことを思い出す。やはり盤外戦術が効いたのか！？ここ一番のところでサトイモは追い付くことができなかった。一方でキタサンはラストでさらに再加速。逃げるキタサンがさらにまだ脚を残していたことに愕然とするサトイモ。こうしてキタサンは圧倒的な強さで春天2連覇を達成！完敗したサトイモはキタサンを讃え、二人で仲良しこよしエンドとなる。そんな二人を尻目に一人悔しさを噛みしめるウマ娘がいた。それが今だＧⅠ未勝利のシュヴァルであり、彼女がどうここからジャパンカップを制覇するのかに期待がもたれた。あとキタサンが次回の宝塚記念で9位に大敗するシーンをどう描くかも楽しみ。
