中嶋嶺雄『中国 〜歴史・社会・国際関係〜』(中公新書)〜pp148

東洋史概説の講義で紹介された参考文献のうちのひとつ。
清朝打倒から中国文化大革命までを一連の革命として概説。
中国共産党内部で毛沢東が権力を握るまでの過程と、当初の革命は社会主義革命でなく中華人民共和国成立から社会主義国家へと改造されていったという論が面白かった。中国共産党マルクス=レーニン主義の影響を毛沢東的家父長制度として捉えていた云々とかの記述が参考に。

  • 毛沢東思想
    1. 貧困のユートピアを求めて止まない農民革命の特殊中国的ラディカリズム
    2. 根強く存在する中国的(『水滸伝』、『孫子』等)軍事思想
    3. 強烈なナショナリズムの意識
    4. 革命的オプティズム
    5. 大衆運動・大衆動員の方式の重視。



国語教科書の題材
学校という特殊空間の中でたくさんの時間をかけて読む文章は一種の青春だと思うよ?
http://www.tma.co.jp/page_top/higurashi/higurashi.html
おはぎの中に針が入っているシーンとかレナの指がドアに挟まれるシーンとかね・・・
懐かしいなぁと・・・