雑録

この青空に約束を― 「静シナリオ」の感想・レビュー

不登校気味の少女を性的に目覚めさせつつ社会復帰させるおはなし。

静のキャラクター表現とフラグ生成過程

静はちょっと他人と接することが苦手な高校一年生。物語の冒頭では、つぐみ寮のメンバーの尽力により不登校が直ったところからスタート。静の両親は放任主義者であり娘にまったく興味を抱かず、「子育て」をする気などさらさらなかった。余りの放置っぷりに業を煮やした航が、沙衣里先生を身元引受人として引き取ったのだった。学校生活では、彼女が馴染めているかストークする毎日を送る。静はなんだかんだいっても無事に馴染めており、心配は杞憂に終わりましたよという展開に。そんな保護者チックな生活を送る中で、静は性的に目覚め始める。進んで保護者役をやるのだから憎くは思ってはいないものの、オンナとして性欲の対象と見ていいものかどうか思い悩む。しかしそんな葛藤は瞬時に崩れ去り、オンナとしてその身体を抱き、実地でオトコとオンナの身体の仕組みを教えていく。

けれども、そんな束の間の蜜月はいつまでも続くはずもなく。寮が存続するのは今年度一杯。それからは、静は島をでなくてはならない。誰からもココロを閉ざしていた彼女は寮生に心を開いていき、学校にも馴染めるようになった。だが、寮生と離れ離れになったら彼女はやっていけるのだろうか。そんな時、彼女の両親から静を再び家庭に迎えたいと連絡が来る。「何をいまさら」と文句をつけにいった航であったが、そこにはきちんと「家庭」を作ろうとしている夫妻の姿があった。いつかは離れ離れにならなくてはならない今こそ、静を寮生たちと切り離す訓練をすべきではないかと思い悩む。煩悶の末、家庭に返すことを決めたが、悪いことに第一声が理由も説明せずに家に帰れという趣旨のものになってしまう。大好きな人にいきなり見放されたと思った静は篭城作戦を展開するが、結局は航や寮生の説得によって自立支援システムにのっかることに。数年後にはたくましく成長した静の姿が!!見事、社会復帰した静は東京での暮らしを乗り越え、航の下に再び帰ってきましたよっとハッピーエンド。