雑録

暁の護衛 神埼萌シナリオの感想・レビュー

暁の護衛』の神埼萌シナリオは、天然不思議っ娘ものがたり。キャラゲー
格差社会をテーマにしてると思いきや、なんか屋台作ってファビョって壊して終わりな感じ。
舞台背景に踏み込まずシナリオ深化しないまま、キャラゲー路線に乗っかった。

神埼萌のキャラクター表現とフラグ生成過程


神崎萌は、天然不思議っ娘な格闘家。なんかシナリオはグダグダです。本を読みたくなった我らが主人公くんが街に繰り出せば露天商の悪徳商法にひっかかり、それを愚痴ったら返品に協力してくれることになった同僚の用心棒。お嬢を脇に待ってたら、格差社会タイム。スラムのがきんちょが掻っ攫いするところをお嬢様が目撃し、追跡しちゃうの。スラムの現実を知らず、いたずらに正義感を振りかざし感知がいちゃうところの、皮肉テキストはなかなか。エロゲ特有のマスゴミ批判をしつつ、下層市民の現状を報道せず、悪と決め付けたヤラセ報道とかね。ここまでスラム街をシナリオの序盤に持ってきったら、主人公くんがスラム出身であることをいかして、天然不思議っこに現実を調教するってもんだろーが。にもかかわらず、格差社会タイムはあっさり終了。自分が恵まれた環境にあることに気づかないまま、屋台を作って食べ物を配りたいな☆とかになる。ここからは屋台を作ることを通して好感度を稼いでいく。



なんかこの作品っていうか『こんぼく』含めライターさんが描く主人公はマッチョ。主人公くんがキャラ濃すぎて相当のヒロインじゃないと食われてしまう。神崎萌シナリオも、ヒロインとの心の交流というよりも、普段は日常の平穏に安らぎを見出せない主人公くんが、屋台づくりというチンケなものにのめり込み、共同作業の喜びに目覚めることに描写の大半が置かれておりますよ。あとなんかメイドのツキが大活躍。主人公くんの愚痴や日常話に饒舌になるのに耳を傾けてくれたりとかね。よっぽど、こっちのほうが好感度上がってる。で、屋台完成すると萌と主人公くんの関係も終焉。身分違いの関係を清算して距離を置こうとする主人公くんに恋心を知らない不思議ちゃんは情欲を持て余し屋台破壊。当初から屋台作りは主人公くんと居る為云々といい、結ばれる。後はもう、身分違いの恋のために同僚用心棒とバトルしてあっけなく勝利。スラム街出身でも今の主人公くんを好きになったのが萌だと萌のジジイに諭されハッピーエンド。周囲の目なんかには負けないもん。