そらいろ 「つばめ√つばめEnd」シナリオの感想・レビュー

ねこねこ復活記念プレイ。みずいろ、銀色、ラムネなどなどと、まぶたを閉じれば蘇るるよ。
初めの攻略はぽんこつ属性継承者のつばめ。奇を衒わずつばめ√からつばめを攻略しますよ。
シナリオは大まかに幼少期編、対等な関係へ編、大人を目指して編に分かれる。
主人公に守って貰ってたつばめが対等な関係へと成長し、子どもを孕んで大人へと成長するまでを描く。
家族とは何か、子どもを産むとは何か、大人になるとはどういうことかが主なテーマ。

幼少期編


友坂つばめはぽんこつ幼なじみ。ちょっとほわほわしてておっとりした感じと言えばいいのですか先生?結論から言うと、つばめは幼少期に発生する遺伝性の病気持ち。なんでも発病トリガーが惹かれるのが5〜6歳だとか。もし発病したら死ぬからせめて綺麗な海の見える実家でという両親の配慮の元、主人公くんの隣の家へと街から引っ越してくる。最初の出会いはちょっと気まずくてそれから意地の張り合いが続いちゃって素直になれないの。そんな中、ほわほわしてるつばめが独り寂しく砂浜で佇んでいたり、引っ越してきたばかりで道に迷っちゃったりなんだりと気になっちゃって幼少期ツンデレしながら助けてあげるの。二人の距離はギクシャクしながらも縮まっていき、お互いが行き来できるベランダが休戦協定の場所になり素直になろうねとかの描写には旧作の懐かしさ満載。カミナリで怖がっちゃって怯えるつばめを支えてやる場面での蛍光塗料の魚が出てきたところは思わずラムネをプレイしてね!と言いそうになるよ。そんなこんなで関係構築し、情交を深めていくも、つばめが街へと舞い戻るはなしが勃発。無事に年齢を重ね幼少期にのみ発病する病気の恐れが無くなったので、安心したのだとか。しかし、そんなことを露も知らない二人はお別れが嫌で逃避行、神戸の教会を目指すのだ。だが子どもがチャリで神戸まで辿り着けるわけもなく・・・雨に降られて疲弊した二人は、バス停で雨宿りしながら別離を惜しむ。夫婦ならお別れしなくて済むのにねと、結婚式の真似事をしたのでした。翌日保護された二人は結婚を理由に頑なに引越しを拒否する。もともとつばめのために越してきた両親はあっさり了承し無事解決。友達⇔幼なじみの関係性は「特別な存在」になることで止揚されたのでした。

対等な関係へ編


主人公くんはほわほわしているつばめを陰に陽向に支えながら乳繰り合って時を積み重ねていく。いつしかそんな二人には役割分担が生まれていた。主人公くんがつばめの面倒を見ながらひっぱっていくので、つばめが後衛で引っ込み思案な受身になったいたのだ。そんなつばめが、初めて積極的な行動に出る。なんとバイトをして原付買って神戸に行きたいとのたまうのだ。今まで、後ろについてくるだけだったつばめの成長を見て、主人公くんは一抹の寂しさを覚えるのだった。そう、主人公くんは主人公くんでつばめに精神的に依存していたのだ。相互依存のまま腐ってしまいお互い対等な関係になっていなかったのだ。そこへつばめに恋心を抱くサブキャラ男登場。つばめのことをあれこれ根掘り葉掘り聞き出し、あんたはつばめと付き合ってくるのかと吐くこの男。しかし「つばめは妻ですが何か?」宣言の選択肢をかましましたので土俵にすら立てず。そうして改めてつばめとの関係を考えさせられるのだった。弱っちかったつばめも原付免許を取り、バイトを通して失敗を重ねながら次第にスキルアップしていく。最初はつり銭間違うわ、オーダーミスるわ、料理ひっくり返すわのつばめちんが今や立派なウェイトレス。給料貰って、ダディの経営する二輪車屋で原付を格安で手に入れ、いざ神戸へ。ツーリング中、もはや自転車の後ろにつばめが乗ることはないのかと感慨深くなっちゃいます。神戸のごっこ遊び教会でなんちゃって結婚式を挙げた二人。もう後ろじゃないよ!?と自立するつばめに対し、どこだって良い。手の届く範囲ならと返す。ずっと一緒にいようねと初夜へ突入。


大人を目指して編


センセー!避妊してください。孕ませちゃったよどうしよう。親に食わせて貰ってて経済的自立してない子どもなのに子ども出来ちゃった。いやホント避妊してください。二人で苦悩の末に堕胎せずに育てよう、働くよ高卒でとの結論に至るが、つばめママンからそんな甘っちょろいことで子どもが生めるかと説教を食らう。誰のために子どもを生むんだ?自分たちのためか?子どもを孕んだということはその生命はもう第三者のものではないのか?所有物として考えるな!!と生命倫理について激昂するママン。後に主人公くんにのみ分かることだが、ママンはつばめが最初の子ではなく幼児を亡くしていたのだった。しかも遺伝性の病気を持っているのでなおさら過敏になる。良く考えろ、大人になることとはどういうこことかと迫られる。結局、つばめは退学し主人公くんは学生とバイク屋(つばめパパが経営してる)の見習い労働者と二足の草鞋。毎日毎日キツイ労働と学校生活を送る主人公くんは世の中を恨みそうになるが、周囲の仲間に支えられていることに気づく。仲間のために、家族のために、今日も俺はバイクをバラす。数ヵ月後休まず労働と学校に従事した主人公くんはパパンに認められ、遺伝性の病気のことを知らされる。そのときは全てお前が責任を取る覚悟があるや否やと。つばめの全てを受け容れた主人公くんは、つばめパパが同じ咎を背負っていることを理解する。このオッサンが頑張れるのは家族のためだと。つばめのお腹も大きくなり始め、お腹を蹴るようになるとつばめも子どもが自分の所有物ではなく一個の生命体であると知る。大人になるってことはどういうことだか分かった!?皆、同じ道を経験することになるが自分たちはちょっとそれが早くモラトリアムを享受できなかっただけ。だけど、子どもも無事に生まれて成長し家族としての幸せを噛み締めなあがらハッピーエンド。