雑録

DRACU-RIOT! 布良梓シナリオの感想・レビュー

ラクリオットの布良梓ルートは、異種間族の融和がテーマ・・・?
前半は違法滞在労働者とかの問題に取り組んでいくのだが、後半は完全に置いてけぼり。
結局、主人公くん以外の第三者が、急進派や不穏分子を当該地域から連れ出して、めでたしめでたし。
主人公くんは物語に主体的に取り組むことも出来ないまま、背景設定に引きずられていった感じでした。

布良梓のキャラクター表現とフラグ生成過程

布良梓は炉利枠担当で、作品内で唯一の良識派。風紀班でコンビを組んで一緒に働くと、梓√に入れる。梓シナリオは違法滞在外国人労働者をいかにして現地社会に取り組むかが物語りの核となる・・・んだがなぁ。しかし、最初は裏流通の無修正エロDVDを一緒に鑑賞する。性的なものに抵抗感を持つ少女が、種の保存のための自然の営みとして性行為を受け容れていく様子が描かれていく。そして一生懸命に風紀班の仕事をする梓を見て主人公くんはこう思うのだ。俺も梓のように、この島にいることに意味があるようなことをしたいと。そんなわけで、自己の存在理由を女に見いだしていくことで好感度が蓄積されていく。そんな折、急進派テロリストが海上都市に流入してきて、ユート氏は獅子奮迅の活躍を見せるが、重傷を負う。ユート氏の入院に対し、梓は性処理を担当することになり、肉体関係を結んでフラグ成立。



まぁここで終わってとけって感じですが、フラグ成立後に社会的な問題を解決するというプロットを消化しなければならん。で、異種婚がもたらした悲劇とかを読まされることになる。要約すると以下の通り。(1)吸血鬼の娘と吸血鬼狩りをする狩人が恋に落ちたが、異種婚はそんな簡単に認められないので両者で潰しあう悲劇が起こる。→(2)海上都市は、人間と吸血鬼の共生を謳っていたが、不法滞在者などのアウトサイダーを内包しており治安が悪くなる→(3)そこへ狩人の末裔が乗り込んできて、吸血鬼どもを乱獲→(4)人間に対して不信感を募らせる吸血鬼サイドと一触即発→(5)じゃあ、急進派の吸血鬼を引き連れて海上都市から脱出という形を取れば、不穏分子一掃できるし、狩人もいなくなるんじゃね?→(6)解決という流れ。主人公くんたちは振り回されるだけで、全体の展開に最後まで介入できずに終わるのであった。消化試合感はいなめない。