雑録

ピュアガールの感想・レビュー

ピュアガールは「人間の性癖に関する隠匿」についてのおはなし。
可愛い原画とキャラ設定によるお手軽なテキストのライト的抜きゲ。
ムーンストーンチェリー系列の作品と雰囲気は近いと思います。
「変態は秘すべきことだが恥ずべきことではない」がモットー。
秘すべきことだからこそ、暴露した際にはカタルシスを感じるというわけですね。

ピュアガール(体験版)の概要

エロゲのイベントやテキストにおいてよく扱われるモチーフの一つに「隠していたヒロインの性癖が主人公に見つかる」というパターンがあります。具体的には、「主人公くんのYシャツの残り香をくんくんしてたらみつかっちゃった」的な行為がこれに該当します。この表現方法がなぜ視聴者を惹きつけるかというと、以下のような心理があるからです。ヒロインが自分の行為を変態だと認識していながらもやめられないといういじらしさ。秘密にしていることがばれるという背徳感。バレバレなのに自分では必死に隠している気になっているという滑稽さ。やっぱりばれると恥ずかしがらずにはいられないという羞恥の感情。このような「秘匿すべきことの暴露による爽快感」を取り上げ、特化したのがこの作品「ピュアガール」ということができるでしょう。どこかで何かのゲームやマンガやラノベで見たことがある、あのお約束的なシーンを掻き集めて提供してくれますので、お気軽なテキストで楽しむことが出来るでしょう。ストーリーやシナリオの構成に重点を置くのではなく、可愛い女の子の原画を愛でながら、生処理をどこまで追及できるかが見どころとなるかと思います。


物語性はある意味スッカスカで『いちゃぷり!』よろしく、第三者によって特権的な居住空間を提供され、そこで可愛い女の子の原画と接していくという展開です。体験版では主に3人のキャラクター表現を楽しむことができます。まずは黒髪ストレートのツンドラキャラのスーパーオナニスト。次にお馬鹿系アホっ娘で妹モノのエロゲー大好きな妹。最後におしゃぶり大好きで妹の兄にぞっこんな一歩間違えればヤンデレ間違いなしの妹の友達。皆が皆変態性癖スキル持ちだが、日常生活では必死に隠蔽工作を行っています(隠しきれていないけど)。とりわけ妹の友達ちゃんはキャラクター表現が際立っています。妹がエロゲショップに密入しているところを一緒にスネークしながらアダルトグッズの品評会とかチュッパチョップスの舐めあいっことかのお約束ネタは抜群の安定感。そして体験版の一番のみどころといえば、そんな登場人物たちが、トランプをしながらの罰ゲームによって、自分の性癖を露呈させていくところ。半ばやけっぱちになりながら、自分の性癖を宣言していくところは、よいものがあります。以上のような変態スキルを持つ少女たちが、さらにそのスキルを磨きながら、主人公くんの性癖を自分色に染め上げていくのだ!!というところで体験版終了。あとツンデレ黒髪ストレートが主人公くんに読んでいる本の面白さについて聞かれたときに、シナリオとテキスト、全体と部分の薀蓄でディスってくれたのが良かったです。