雑録

HHG女神の終焉(体験版)の感想・レビュー

『HHG女神の終焉』は世界革命系学園異能バトル。
既存の社会体制に疑念を感じる主人公くんが歪んだ世界をぶっ壊す。
新たな世界を構築するため、特殊能力を引っさげて、世界の謎に挑んでいく。
社会体制反逆系は人生の落伍者にとってはとても好きなジャンルですなぁ。
主人公とメインヒロインは前作と引き継ぎで、攻略ヒロインは刷新されている。

HHG女神の終焉(体験版)の概要

前作をプレイしていない一見さんにも入りやすいように、まずは主人公くんが記憶喪失という所からスタートします。これにより世界観を説明することで、初見プレイヤァにも物語に自然と入り込めるようにされているのですね。こうして、メインヒロインである妹から、攻略ヒロインと作品の舞台となる学園、世界観が説明されていきます。その機能が果たされると主人公くんはあっさり基本的な人格を取り戻して、前作既読者たちも取り込めるようになっています。主人公くんたちの世界は思春期の少年少女にだけ特殊能力が備わっています。彼らの中の一人から世界を導く「女神」が選出され、世界を運営しているとのことです。ですが主人公くんはこの社会体制に2つの疑念を感じているのです。

疑念の一つ目が、「特殊能力があるからといって“女神”を選手し、人身御供よろしくその女神ひとりに責任を負わせることについてでした。一人の人物の傑出した能力・カリスマ性に依存することは、独裁に相違ありません。また“女神”となる人物の個人的な人格をもまた無視しています。専制君主が有能な場合は善政が行われるでしょうが、世襲の果てに悪性が蔓延することは請け合いです。そのシステムに納得しない主人公くんは『銀河英雄伝説』よろしく皇帝独裁体制に反対し、『コードギアス』よろしくシステムをぶっ潰そうとし、『レイアース』よろしく世界を支える女神を救おうとするのでした。

主人公くんが社会体制に疑念を抱いているわけにはもう一つ理由がありました。それは特殊能力を持つ者たちの選民思想格差社会でした。特殊能力を保有する者の中から「女神」を選出する代償に、特殊スキル保持者には様々な特権が与えられています。しかしそれは裏を返せば勤労被搾取人民の犠牲によりなり立っていたのです。既得権益にしがみつき縁故主義が蔓延する中、社会は停滞し、特権意識にあぐらをかく特殊スキル保持者たち。そんな彼らに苛立ちを隠せないのが、特殊スキルを保有しない我らが主人公くんです!!世界を破壊するため、いざ立ち上がります。

では主人公くんはどのようにして世界を破壊するのでしょうか。ここでは、世界を維持する「女神」に関連する人物達を攻略することを手段とします。女神候補生、聖少女騎士団長、複数特殊スキル保持者の3人を手駒にすることを当面の目的とします。主人公くんは特殊スキル保有者ではありません。自らの鍛錬の末に、特殊スキルと類似した似而非スキルを獲得したのです。自らが鍛錬した似而非スキルで世界を騙すなんてフレーズは何ともまぁ中二ごころをくすぐる設定ではありませんか?前作と引き継がれている部分としては、ヒロインのうちの一人「複数特殊スキル保持者」が前作の主要3ヒロインの特殊能力を保持していることでしょうか?これによって、前作との接続が回収されていくのでしょう。中二病学園異能バトルで社会体制反逆系ときたらプレイしたいところですなぁ・・・。