雑録

ゆきこいめると共通√の感想・レビュー

『ゆきこいめる』とは「雪国あるある」を題材にしたギャグ系キャラゲー
惜しむらくは春に冬ゲーとはこれ如何に!?状態になってしまっている。
冬嫌いな主人公くんを冬好きにするという設定で冬の魅力を伝えていく手法はステキ。
部長や先生もキャラが立ってて魅力的なキャラなので攻略できれば良いのだがなぁと。
共通√では各ヒロインがそれぞれ主人公くんを冬好きにするためにイベントを用意します。
そしてもう一方ではメインヒロインが実は冬が苦手だということを仲間に告白する展開が軸。
個別までは選択肢なしで初詣イベントでヒロインを選択して各√に入ります。

共通√概要


  • 冬が嫌いな主人公くんを冬好きにしようの巻き!
    • 主人公くんは雪国に引っ越してきて三ヶ月。もともと寒いのが苦手な主人公くんは雪国に対して辟易しながら冬を過ごすことになりました。そんな主人公くんに着目したのが「ふゆ部」のメンバーたち。主人公くんが冬好きになるように「ふゆ部」への加入を勧誘してきます。ただ単にしつこく誘うのではなく、きちんとした距離感を保って接してくれる部長に対し、主人公くんは心を揺さぶられてきます。ピュアガールにおいてもリーダーが各々の性癖を「秘すべきものであるが恥ずべきものではない」と導いてくれましたよね?それと同様に本作品でも部長が「人間、強要されたことに興味なんて湧くもんじゃない」、「食わず嫌いは忌むべきだが、好き嫌いは悪いことではない」と「ふゆ部」を進めてくれるわけです。そしてまた主人公くんもきちんと自分でやってみてから評価をくだすべきと考えている人間であったので、ふゆの魅力にチャレンジしていくことになりました。以下各ヒロインとの冬体験。



  • 「鉄砲玉」烈風寺嘩音
    • 烈風寺嘩音は元気っこ後輩枠。スノボで主人公くんに突撃してきたりと破天荒かつ男勝り系なキャラクター表現。そんな嘩音とはスキー練習を体験することになります。雪国の体育はほぼスキーということでウィンタースポーツが苦手な主人公くんは体育に遅れをとることしばし。惨めな思いをしなくても済むようにとスキー特訓はじまりです。スキーの初心者が体重移動を身につけるためには二人ボーゲンが効果的?だということで、嘩音と合体しながらスキー技術を身につけます。そしてもう一つ重要なイベントが雪合戦。元気娘な嘩音は負けたら罰ゲームでパンツの中に雪を入れるとか言いだし、敗北。そして本当にある雪挿入イベント!!こんな鉄砲玉の嘩音ですが、旧い家父長制的な家庭で育ったらしく料理スキルや奥ゆかしい所もあるという所謂ギャップ差属性も兼ね備えております。



  • 「カイロ」宇奈月雫里
    • 甘やかし系先輩枠ヒロイン。主人公くんがバス待ちの為に時間を潰していた喫茶店の娘さんです。姉ショタ受容に応える役割を持っていて主人公くんのことを弟のように可愛がってくれます。ふゆ部での役割はカイロで体温の高い雫里さんは部員たちから抱きつかれて暖めてあげているというわけですね。いつもは弟のように接してきた主人公くんにも同様にカイロとして暖めてあげようとするも男子を感じてしまってドキドキとかいう展開。そして汗っかきでもあって、一度は主人公くんにお漏らしをした勘違いされてしまうほどなのです。主人公くんをあだ名で呼ぼうとして練習していたところを目撃されてしまうなど微笑ましい系のキャラクター造詣となっています。



  • 鍋奉行」白雪姫
    • 舌っ足らずな炉利乳後輩枠ヒロイン。独特の感性を持っており、自分が好きな「冬」を主人公くんに伝えようと悪気もなく巻き込んできます。そんな雪姫の特技は雪像作りで、毎日インスピレーションのままに雪像を形成しています。空回りすることも多いのですが、主人公くんはそんな雪姫の一生懸命さ?に惹かれていくという展開です。雪姫イベントではその鍋奉行っぷりを活かしてかまくらの中で鍋をすることに。かまくらの中って結構あったかいんだぜフラグを回収して舌鼓を打ちます。しかしかまくらの作りが甘かったせいで天井崩落。主人公くんは雪姫を抱えて飛び出すのですが、身を挺して守ってくれた主人公くんに好感度蓄積でござい!この他にも謀略をめぐらす雪姫に対し、主人公くんがストレートな表現で陥落させていくシーンもしばしばでお約束の天然ジゴロイベントを楽しめます。


  • 部長
    • 実は一番キャラとしての魅力が溢れているんじゃね?的な攻略できないサブキャラポジション。冬が嫌いな主人公くんを何かと気に掛けてくれる先輩です。ストーリーの導き手であると同時に、主人公くんとの関係性構築もなかなかステキなものがあり、誰か部長√作ってくれませんかね?部長には引っ越しのために軽トラを出してもらうことになり、そこで情交を深めます。寒いのが苦手な主人公くんはマフラーをたくさん持っているのですが、ここでマフラー談義に花が咲くのですね。そして手持ちのマフラーを部長にプレゼントする主人公くん。くんかくんかフラグの前振りを濃密に漂わせています。また初詣イベントの際には、階段ダッシュ競争をすることになり、その結果名前呼びに辿り着きます。いやホント部長攻略したい。



  • 実は冬が苦手なメインヒロインさんが贖罪をするはなし
    • 本作品の共通√は主人公くんの雪国体験の他に、もう一つの軸が存在します。それは「冬マスター」と称されるメインヒロイン;姫廻たるひさんは実は冬が苦手だった!ということです。たるひさんは何度も冬が苦手であることを部員たちに告白したかったのですが、その度ごとに上手く言い出せずタイミングを逃してきていたのです。主人公くんはたるひが正直に白状できるように協力していくことになります。たるひ問題については、タイミングだけではなく本人自身にもまた問題がありました。なんとたるひはヘンな所で見栄っ張りだったのです。たるひには幼少の双子の妹がおり、お姉さんらしく振る舞おうとしてきました。そのため、他者からの期待を断れず、さらにそれ以上の結果を出さねばと意気込んでしまうのです。自分を偽らず、素直になろう。期末テスト終了後、意を決して部員たちに臨むのですが、自らケーキに顔面ダイブ。今回も失敗か!?と思いきや、部員たちの方からの働きかけもあり、信仰告白をすることができたのでした。こうして「たるひの心に刺さっていた大きなトゲが抜けた」ことが共通√のもう一つの基軸だったのですね。

お約束!いきおくれ女教師とかいうキャラクター表現

適齢期がクリスマス(25)から大晦日(31)へと移行している中で「女教師」というキャラクターが出てくると必ず「いきおくれ」とセットで語られることが多いこの業界。けどまぁ結婚だけが人生じゃないんだし、別によくね?と思うこともしばし。もっと結婚できなかったことを肯定できるようなキャラクターが今後もっと出てくることを願っています。『芸術家アートデザインクラス』のトノ先生とか?