雑録

無力感に陥った時に読む薄い本シリーズ

もともと自分の人生に期待などなく、ただ諾々と生きているだけの毎日。だが特に教育・啓発事業に従事していると無力感に襲われることも多い。どんなに教育活動を行っても、何も変わらず愚鈍なままの生徒を見せつけられると、自分の努力など一切無駄ではないのかと虚無感に陥る。私が何をやっても無駄なんだなぁと。ここで思い起こされるのはナウシカの神聖皇兄ナムリスの言葉。「若い頃やつは慈悲深い本物の名君だったよ。土民の平安を心底願っていた。だがそれもせいぜい最初の二十年さ。いつまでも愚かなままの土民をやがて憎むようになった」。


ある程度割り切ってやらないとこちらが病んでしまう。

そんなわけで無力感に苛まされながら薄い本を眺めた。

俺の人生も終わってると思う。(落伍者がいまさら何を感まんさい)


と、いうわけで以下無力感に陥った時に読む薄い本描写抜粋

伊東ライフ「電ちゃんはお母さん」(伊東ライフ『摩耶さまとエッチなバスタイム』所収、2016年12月)

電に肯定される本。伊東ライフ先生は度々、労働に摩耗した社会人たちが肯定されるシリーズを書いてくださっており大変素晴らしく思います。ここの記事でも何度か取り上げましたが今回は電が司令官を肯定してくれます。自分はいったい何のために生きているんだろうという問いを持ったらもう人生は駄目さ。そこからはもうズルズルと思考ループに囚われてしまうことになります。それを防ぐためには思考を停止させることが重要です。そのためには自分を肯定し続けてくれる存在に性的に癒されることが求められているのです。そんなわけで電に癒されることにしましょう。

ヲルト『カミナリノチハレ』(すたぢおヲルト、2014年12月30日)

雷に肯定される本。独りで頑張る司令官は艦隊を喪失することを極度に恐れていていました。普段は気取られないように明るく振舞ってはいますが、自分のミスの後悔を秘書艦である雷にだけは見抜かれてしまいます。謝罪する司令官に対し、雷は母性で受け止め、司令官を肯定してくれるのです。それ以来たびたび雷は司令官の支えとなっていきます。しかし司令官はここぞというところで踏み込んでくれず、何かトラウマを抱えている様子。しらばっくれる司令官に対して雷は実力行使に出て悩みを吐き出させます。過去のトラウマを心情吐露した司令官は晴れて雷と結ばれます。ラストで司令官が雷の甘やかしを受け入れると、照れた雷がブクブクとお湯につかる一コマは大変素晴らしいものとなっています。



あかざわRED『デキコンカッコカリ弐』(KAMINENDO.CORP 2016年12月31日)

作品の前半は世話焼き女房系のツンデレ霞が病気になった提督を看病してくれる展開なのですが実はすべて妄想であり自慰行為中の霞の理想ックスだったという展開。そしてオナばれ展開で行為に耽っている様子を提督と朝潮に見られてしまうというギャグ漫画でもある。後半は自慰を訓練と勘違いした朝潮の前で霞と提督との生殖活動が行われ、その後朝潮とも訓練と称して孕ませる。ギャグで妄想オチなのだが、導入部分での風邪の看病シーンは個人的にとても思い入れが深いページである。実はタイムリーに風邪を引いた後、この薄い本を読んで、従来は節約のために暖房使うのを躊躇していたのだけど、ガンガンエアコンを使うようになれた作品でもある。無論、電気代はかかるようになったが、そもそもあんまりお金を使うような生活はしていないのであった。