『幼女戦記』を買った話

今はやりの異世界転生に性転換(幼女)と架空戦記第一次世界大戦)だろう?アニメ化してるから話題なんだろうけど何番煎じだよ?とか思って軽い気持ちで立ち読みしたら、あら大変。世界史及び社会科学系ネタ満載で軍事や世界背景の伏線がしっかりと描かれていてすごく面白かったのでラノベ版ごとレジへ直行していたのでしたとさ。前世における社会科学系知識を異世界で駆使するシーンは『まおゆう』を、世界史系軍事ネタとしては『まじおぺ』や『はるかな』と同系統の匂いがします。


市場原理主義万歳!なエリートサラリーマン(人事担当)が、無能な社員をリストラしたら駅のホームで突き落とされて始まる異世界転生。形而上学的な神としての存在が文明の発展とともに人間の信仰心が薄まることを憂慮し、サラリーマンに試練を与えます。サラリーマンが「わたしは科学文明に恵まれた世に生まれ世界でも稀に見る道徳心を備えた国に育ち生物学的にも社会的にも優位な「サラリーマン」ですので神にすがる理由がありません」と述べると、「非科学的な世界で女に生まれ戦争を知り追い詰められるがよい」と返され、転生するのでした。転生先は魔法が存在する第一次世界大戦前夜のヨーロッパ。サラリーマンは幼女として魔道飛行隊となり、世界大戦へと突入していきます。

異世界転生へ

サラリーマン幼女と部下

世界大戦と総力戦理論