雑録

時間停止と不可避な運命「黒瀬桜良」シナリオの感想・レビュー

並行世界の観測者が、バッドエンドを回避させるため、主人公くんたちに間接的な干渉をしてくる話。
未来から来た主人公くんの娘が、父親のBAD END回避の為、各ヒロインの√をサンプリングして並行世界観測。
シナリオパターン「家族崩壊の危機を救うために未来から娘がやってきた」シリーズです。
サマポケでやったばかりのテーマだし、12の月のイヴやWith Ribbonもある。

※お詫び:白亜の存在を読み間違えてしまいました。並行世界の観測者だけど、全然娘ちゃうやん・・・死んだ幼馴染の従姉やん
サンプル事例:イモウト編では、お兄ちゃん大好きなイモウトの嫉妬心がテーマとなる。
観測者である主人公くんの娘:白亜が求めるトゥルーエンドはどっちだ!?

黒瀬桜良のキャラクター表現とフラグ生成過程

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  • 黒髪清楚なイモウトは元病弱なお兄ちゃん大好きっ子で、ヒロインと交流するお兄ちゃんを見るとつい嫉妬しちゃうの
    • 黒瀬桜良は主人公くんの妹。幼少期に事故に会い、それ以来病弱っ子になりました。主人公くんは近くにいながらイモウトを助けられなかったという原罪を背負うことになり、それ以来、イモウトに尽くすために生きてきました。イモウトはそれに快感を抱きながらも、自分が兄の重荷になっているのではないかと二律背反なアンビバレンツに悩むことになります。イモウトだからお兄ちゃんと結ばれることはないと諦めていた桜良でしたが、そこへ未来から主人公くんの娘がやってきて、世界改変を行うことになり、桜良はそのサンプル事例の一つとなります。



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  • パパの未来を変えて見せる!娘:白亜の世界改変
    • 主人公くんに時間停止の時計を与えるのが白亜さん。一体彼女はどんな存在なのかしらん?白亜さんは未来人であり、どうやら主人公くんの娘であるっぽい言動をします。未来において主人公くんは、光井さんと結婚するのですが、その結婚は悲劇に終わるのです。製薬会社のお嬢様である光井さんと主人公くんは、けっこうまんざらでもない関係なのですが、イモウトの治療のために製薬会社令嬢という立場を利用する結果になり、結婚生活が破綻に終わるのです。既定路線の大きな流れは以下の通り。主人公くんはある時、イモウトの足を治療できる可能性を知ります。それ故、今迄プラプラ生きて来たのですが覚醒し、医療系の道を目指して猛勉強に励みます。しかし、それはイモウトの気持ちを蔑ろにすることになってしまいます。イモウトは足が治らなくともお兄ちゃんが側にいればそれでよかったのです。イモウトの想いをよそに、主人公くんは今迄仲の良かった光井さんを自分の夢を叶えるための道具としてみなすようになり、打算な関係に陥ります。光井さんの恋心を育たずに終わり、イモウトの気持ちは踏みにじられ、主人公くんの努力は徒労に終わるのです。そんな未来を変えるため、主人公くんの娘の白亜は立ち上がります。父親の青春時代にタイムリープし、主人公くんに時間停止ができる時計を付与。このトンデモアイテムを使うことで規定ルートを変えさせようとするのでした。



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  • フラグ構築は結構雑かもしれない
    • 兄に対するストーカー気質のある桜良は、兄が持っている時間停止時計の秘密を嗅ぎ付けます。そして、兄のお風呂タイムの時に時計を借用し、風呂場に侵入して男性器ウォッチングに励むようになるのです。しかし、ここで悲劇が。なんと桜良は兄の身体に触れてしまいます。時間停止時計には肉体的接触をすると触った相手の時間停止が解けるという制約があるため、覗き行為がバレてしまうのです。羞恥心に苦しむ桜良に対し、主人公くんはイモウトを抱いてあげることで、トラウマを解消しようとします。こうしてフラグ構築より先に肉体関係を築いたのでした。
    • 肉体関係を持っても恋人になれない桜良はフラストレーションがたまります。さらに主人公くんは、桜良に秘密で足の治療のための勉強を始めたため、桜良を放置してしまう形になります。それゆえ、十分な愛情が得られないところに、兄が様々な女性と交流する姿を見せつけられる形となり、嫉妬心が止まらなくなってしまったのでした。この嫉妬心をどうやって処理するかがシナリオの見どころなのですが・・・雑ゥウゥゥ。展開が雑ゥゥゥゥ。なんと時間停止時計には100回しか使えず、それ以上使うと時間停止世界に飲み込まれてしまうという事実がトートツに判明します。桜良が時計を乱用し始めたぞ!ヤヴァイ!!となり、必死で桜良を探すことに。この事件を契機に、主人公くんはイモウトを蔑ろにし寂しい思いをさせてしまっていることに気がつくのです。兄に振り向いてもらえないなら時間停止世界に閉じ込められてもいいと自暴自棄になっている桜良に、主人公くんは愛を説きます。こうしてフラグが構築され、ハッピーエンドを迎えたのでした。



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