雑録

【間野山研究学会1日目】第1回間野山研究学会に参加 学会発表を受けて考えた地域振興・観光振興の論点

午前の部が地域奉仕ということで、枯れ枝の剪定。
午後の部からは学会でした。
学会の内容そのものを書くことは禁止されたため、学会を聞いたうえであくまでも自分で個人的に考えたことを述べます。

午前の部:地域奉仕


  • 枯れ枝の剪定
    • 町興しプロジェクトの一環として、桜ヶ池クエストというものを行っているそうです。枯れてしまった桜ヶ池の桜を取り戻して観光資源として復活させることをねらいとしている団体、とのことです。地域振興において地元の方々がどのような運動を行っているかを実地で体験すべく、学会参加者たちも地域奉仕に貢献しました。今回は、地元の団体、桜ヶ池クエスト団体、間野山研究学会の3団体が参加。業者の方が枯れてしまった枝をドンドン切り落としていくので、我々は(1)切った場所に薬を塗り、(2)それをノコギリで細かくし、(3)1ヵ所に集めてトラックに載せるという3パターンの流れ作業です。2〜3時間ほどの作業だったのですが、雨でどろぐちゃになりながらも楽しく地域奉仕をできました。昼は「アンジェリカレー」。配膳も手伝いまくりました。結構地域奉仕好きだったりする勢です。

学会発表を受けて考えた地域振興・観光振興の論点

  • 「地域のにぎわい」とは何か? 及び 地域の方とのコミット
    • 「地域のにぎわい」は相対的なものであり、各地域によって求めているものが違う。桜ヶ池の桜を復活させることが、本当に地域住民が求めていることなのか。『サクラクエスト』の中でも2クール目で由乃が何度も主張したように、地域住民が求めていない町興しは単なる押し付けであると。つまりは、地域住民が何を求めているかを掬い上げることこそが「地域のにぎわい」につながるのではないだろうか。
    • また「地域住民の意志を大切にすること」を踏まえると、住民たちがやっている活動とコミットする必要がある。地域の人々は自分たちで町興しや地域振興の活動をやっている(はず)。ヨソモノが地域に受け入れられるためには、地域でやっている事例を研究し、それを組み込んでいく必要があるかと思われる。
  • 作品愛を地元愛に昇華させることについて
    • 山登りをする漫画やキャンプをする漫画はそれ自体が題材になっているので、続ける気になればサザエさん時空のように永遠に続けることができる。しかし『サクラクエスト』の場合は完結して綺麗に終わったコンテンツであるので、新たな物語の供給をし続けることが難しい。ブームや一過性で終わる可能性もある。コンスタントに第n期という形で供給できたり劇場版やOVAが作られ続けていたりすれば新規参入者が見込めるが、供給が途絶えれば新たなコンテンツ需要者がいなくなってしまう。
    • アニメは聖地巡礼のきっかけに過ぎず、その時の体験がリピーター客になるかどうかの勝負の分かれ目であり1回目の経験が全てが決まるという説もあるが、新たな物語の供給がなければその聖地巡礼のきっかけとなることすらないのではないだろうか。
  • トレイルマップについて
    • ターゲット層について
      • トレイルで回る観光資源が歴史と信仰のみであり、どのような年齢層・性別・社会階層をターゲットにしているのか不明確。歴史と信仰なので歴史ファンは喜ぶだろうが、それを考えると南砺市と間野山市で姉妹都市提携した意味が分からなくなってしまう。トレイルマップ作成者の弁ではアニメとの関係性は捨てトレイルの魅力を押し出そうとしたとのこと。故に、『サクラクエスト』のイラストは掲載されているものの、トレイルで回る観光資源は全く『サクラクエスト』と関係のないものとなっている。マップは捌けるが、誰もトレイルしている姿が見られないというが、アニメ目的でトレイルマップを貰った客層が、マップを開いたらアニメと全く関係がなかったら誰がトレイルをするだろうか。この点で、マップ作成者は当初からアニメを切り離しているので、みすみすターゲット層を捨て去っているのではなかろうか。ちなみにトレイルが専門の教授は、アニメを全面的に押し出して中核にし、なおかつ一般人も楽しめるようにすべきだと指摘していた。
    • 学校教育との連携について
      • 地域の人々から認知されていない。怪しい集団だと思われている。トレイルマップを活かせるとしたら学校教育との連携。社会科や高校日本史で地域を扱うことができる。しかもアニメ要素を捨象したことにより、観光資源が歴史と信仰になったので、寧ろ学校教育向けになっている。地域からの認知度を上げ、地域に絡めていくには、学校教育の郷土教育に利用すればいいのではないか。
  • 補論
    • 間野山研究学会の直前に南砺市市長は高校生と町興しに関する対談をしていたらしい。学会に連れてきてよ・・・