コンテンツツーリズム論【研究】
本書の趣旨 コンテンツツーリズムの研究史を整理した上で、その概念を再定義し、コンテンツツーリズム研究を単なる日本国内のアニメツーリズムという特定研究領域から引き上げ、国際的な文脈に適用する。 書影 コンテンツツーリズムの主要概念の再定義 【コ…
前回までのあらすじ 4月冒頭の演習の授業では、旧軍港都市呉の文化遺産を活用したコンテンツツーリズムについて報告した。5月の演習では戦前期の呉に焦点を当てて研究を進め報告することとなった。現在行われている旧軍港都市呉への訪問と過去の帝国民の軍港…
呉市の観光資源として旧海軍遺構はよく知られているし、日本遺産にもなっている。 だが呉市にはもう一つ日本遺産がある。それは北前船の寄港地であった「御手洗」の港である。 呉市の島嶼部は「安芸灘とびしま海道」として4つの島を一体化しサイクリングで観…
コンテンツツーリズム研究でよく批判される問題点のまとめとその対処法(案) 【目次】 ブランド性の消費 真正性/オーセンティシティ コンテンツツーリストとオーセンティシティをつなぐ必要性 博物館における教育系キュレーターの役割 小括 ブランド性の消費 …
レポートの計画書の素案・ネタだし・雑考。テキトーに書き殴った文章。 テーマ コンテンツツーリズムにおいて娯楽の対象として文化財を消費する人々に対し、その歴史的価値にも興味を抱かせるための仕組みを作る。 題材 旧軍港都市の歴史遺産の活用を通して…
これは枯渇した脳みそで無理やり捻り出した文章的な何かである。 1.研究課題の背景 1-1.問題の所在 1-2.先行研究 1-2-1. 大衆文化を起因としながらも地域資源そのものへと興味が転化される事例に関する研究 1-2-2.コンテンツにより文化財が再評価された具体…
ここではヘリテージツーリズムの主要概念についてまとめていくつもりである。 歴史教育の限界 歴史好きの一部を除き、殆どの一般的な人たちにとって、歴史は単なる学校のカリキュラムに過ぎず、概念操作と用語暗記が学習の中心になっているという状況→これを…
結論の部分。 コンテンツツーリズム研究の必読の書であるContents tourism in Japan : pilgrimages to "sacred sites" of popular culture.Amherst, N.Y. : Cambria Press,2017を読んでいる。 Conclusion 【1】コンテンツツーリズムの定義・起源 【2】コンテ…
序論の部分。コンテンツツーリズム研究の必読の書であるContents tourism in Japan : pilgrimages to "sacred sites" of popular culture.Amherst, N.Y. : Cambria Press,2017を読んでいく。特にヘリテージツーリズムとコンテンツツーリズムの関係性を論じる…
大きなテーマ→これまで研究してきたバックグラウンドの限界性をコンテンツツーリズムが乗り越える 歴史教育の限界 歴史教育というと何を思い浮かべるだろうか。歴史用語の暗記、概念の習得と抽象的な思考操作、歴史的諸能力(原因・結果・変化・連続・意義・…
杉本圭吾「ゲームにおける地域表象」(『地域×アニメ コンテンツツーリズムからの展開』成山堂書店 2019) 論稿の趣旨 地域コンテンツ研究ではアニメ系論稿が多いが、その一方でゲーム系論稿がほぼ見られないことを主張。地域が登場するゲーム作品を整理してい…
報告用レジュメ 【目次】 1.問題の所在 2.先行研究整理 2-1.コンテンツツーリズムによる地域振興・経済発展を唱えるもの 2-2.コンテンツツーリズムと地域資源・文化遺産の関係を論じたもの 2-3.コンテンツツーリズムが「文化遺産」を再発見・再評価させた「…
これまでコンテンツツーリズムとヘリテージツーリズムの重層性を研究してきた。コンテンツツーリズムはこれまでとは違う客層を発掘し、従来の文化財などの歴史資源に新たなスポットライトを当てる。これにより文化財が再評価され、保存・継承の対象となり、…
Key word 高校日本史、日本史B、歴史教育、「伝統や文化の学習」、コンテンツツーリズム、ヘリテージツーリズム、コンテンツ産業、アニメーション、『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない』(通称『あの花』)、重要無形民俗文化財、秩父吉田の龍勢、地…
※作業中私の問題意識は、歴史教育を試験をパスするための単なる手段や抽象的な概念操作で終わらせるのではなく、歴史を自らの現実と結びつけた上で歴史的諸能力を身につけさせることである。それ故、文化財や文化遺産を歴史資源とするヘリテージツーリズムに…
コンテンツツーリズムとヘリテージツーリズムの重層性については以前にも述べたが、歴史や文化の継承の手段としてコンテンツツーリズムを役立てることが重要である。コンテンツ目的でやってきたツーリストの方々に、作品だけでなく地域そのものに魅力を持っ…
趣旨 「コンテンツツーリズム目的で訪れる旅行者に対し、如何にして地域そのものに興味を持って頂くか」 Key words 観光 文化遺産 日本史 歴史教育 小学校3年・4年社会科 景観 地域の魅力 価値創造 1.問題の所在 コンテンツの賞味期限と一過性のブーム コン…
ヘリテージツーリズムを核とすることで周辺事項を横断的に結びつけることができる。 研究が蛸壺化しやすいなかで、各学問の成果を総合し、現実社会に役に立てることが出来る。 逆に言えば、ヘリテージツーリズムをやるには周辺領域の知識が必要であるともい…
各報告を聞いて、自分の印象に残った事や考えた事項などのまとめ。 目次 報告1「コンテンツビジネスとコンテンツツーリズム~アニメコンテンツを巡る権利者・地域・ファンの幸せな関係とは?~」 報告2「韓国コンテンツツーリズムの現状と課題」 報告3「…
※書きなぐり版コンテンツ産業を観光資源にして聖地巡礼・舞台訪問を生み出し、歴史(文化財・文化遺産)に繋げて、博物館などの社会教育や生涯学習に活かす取り組みを研究したい。 例 ゾンサガに興味を持つ→聖地巡礼に行く→旧三菱合資会社唐津支店本館(唐津市…
簡潔に述べれば、マップ作成者と『サクラクエスト』のファンと地域住民が乖離してしまっていることが一番の問題点。 ウォーキングマップはこちら(お知らせ - 桜ヶ池エリア ウォーキングマップができました! | 南砺市) 問題点まとめ (1)ウォーキングマップ…
午前の部が地域奉仕ということで、枯れ枝の剪定。 午後の部からは学会でした。 学会の内容そのものを書くことは禁止されたため、学会を聞いたうえであくまでも自分で個人的に考えたことを述べます。 午前の部:地域奉仕 枯れ枝の剪定 町興しプロジェクトの一…
全国紙(日経・朝日・毎日・読売)における『サクラクエスト』の報道関係まとめ。 地方紙は追えていない・・・。 2017/09/01 読売新聞・東京朝刊・富山2・22頁 「「南砺市、架空都市と提携 アニメ「サクラクエスト」の舞台=富山」」 2017/09/01 毎日新聞 地…