今回のコンテンツツーリズム論演習は埼玉県産業労働部観光課の取り組みの視察。
そんなわけで我々調査班は埼玉県へ翔んだ。
【今回のメニュー】
【基調講演】角川歴彦「出版からアニメ、ツーリズム そしてところざわさくらタウンへ」
KADOKAWAはなぜ所沢に来たのか
- 「ところざわさくらタウン」
- なぜ所沢なのかということをよく聞かれる 奇異の視線で見られている とても大きな施設
2014年
2015年
- クールジャパンという名は角川が提唱した 所沢市の女子職員がフォレストをつけてくれと提案した。 → COOL JAPAN FOREST
- ①市と共生していく
- ②所沢市はインバウンドが少ない → 観光の振興に資する
- ③教育ということについて → 小中高と連携して街づくりを行う
- ④産業振興
- ⑤地域の活性化
角川ロックミュージアムの中の説明
- 1階
- 2階
- エントランス
- 3階
- 4階・5階
- 美術館を中心とした複合施設 10月30日にチンザンソウで全体の話をするので来い
- 本棚劇場
- レストラン 気を抜いて美術読書博物を楽しむ 結婚式場をあげられるようにもしている
- ギャラリー 武蔵野というテーマで取り上げる 埼玉は武蔵野という言葉でくくるのが適切だと考えている。
- 角川 武蔵野樹林を創刊 角川は武蔵野に対してどのように接しているかが書かれているので読むと良い。
- 所沢こそが武蔵野 武蔵野を大事にすることがさくらタウンを世界唯一にする
所沢について
本棚劇場(4階~5階)
- 若者に本を読ませたい
- プロジェクションマッピングをして見た人に驚きを与える → 若者は本を手に取る
- 本は背表紙だけだと手に取って貰えないのでプロジェクションマッピングで手に取って貰おうという方針。プロジェクションマッピングをすれば本を手に取って貰える
- 連想検索のインスタレーション
- プロジェクションマッピングをして見た人に驚きを与える → 若者は本を手に取る
- わかりきったものを綺麗に展示することは角川武蔵野ミュージアムには求められていない。
- コト体験をするための挑戦
- エディットタウンの中で書物の森の中を彷徨いつつ、また作品や博物資料に戻っていくと、分からなさが変わってくる
アニメ・マンガの聖地サミットin埼玉
第1部「埼玉県産コンテンツのそれはそれは深~い愉しみ♪」
- ゲスト紹介
- 漫画家 渡邉ポポ先生 編集者 佐藤優作氏
- 漫画家 渡邉ポポの作り方
- いつ頃から漫画を書いたか?
- 中学の時に落書きをしていたがフツーの高校に行きフツーの大学に行ったが、就職の時に漫画家になった
- 就職するときにもう一度漫画家を目指そうと思ったきっかけは?
- 一回塾講師になろうとおもったが、すごい人に勝てる気がしなかった。周り見えてなかったので漫画家になった。
- 持ち込みはしたのか?
- 全ての出版社に行った。埼玉JK漫画は編集の佐藤さんが声をかけた。そして新潮でやりたいなと思った。
- 持ち込みに行ったらスクリーントーンの貼り方から注意された。
- アシスタントと漫画家は全く別物でアシスタントをやっていたが、漫画を描くのとは違う。
- なぜ埼玉? なぜJK?
- 行田に住んでいるわけではないが、さきたま古墳群で覚醒した。埼玉県民はさきたま古墳群に社会科見学で行く。
- 東京は完結してしまうが、行田は程よく何もない感が良い。
- 埼玉県民だからだよね。他県に行きやすい。埼玉は中心にあるからよい
- ネタだしの愉しみ&苦悩?
- 作品ができるまで
- ネームに時間がかかる。取材は必ずする。内容もプロットも決まっているのにネームは遅い。
- 埼玉の癖に理論
- 埼玉の観光地を大上段に構えて紹介すると大変なことになるので、ださいたまですがこんな観光地はいかがですか?と謙虚に出る。
- これからの方針的なこと
- 埼玉ネタ・行田ネタに頼らない面白さを。埼玉のあるあるネタではなく、キャラの掛け合いで面白さを出せるようにする。
第2部「トクサツGO!GO!GO! in アニ玉祭」
プロデューサー「白倉伸一郎」氏 仮面ライダージオウのチーフプロデューサー
寄居フィルムコミッション「大橋正宏」氏
特撮プロデューサーの道
- 白倉氏はなぜプロデューサーを選んだのか?
- 会社でプロデューサーをやれと言われたからプロデューサーをやっている。会社ってそういうもんでしょ?ただ、最初からプロデューサー志望で入った。漫画のキャラに影響を受けた。名監督・名脚本なのにも関わらず、超駄作が生まれている。これがプロデューサーのせいであり、それなら自分でも!と思った。
- 特撮プロデューサーというお仕事について(1回目)
- Pは何をやっているのか分からない邪魔な仕事。横文字の仕事は胡散臭い仕事。ロケ場所の決定もPは関与しない。一番最初にやった仕事は脚本家と監督の夜の酒盛りの相手をする。イノウエトシキ氏やアメミヤケータ氏と飲む。Pは酒盛りなどでチームの人間関係を良くする。Pの仕事とはお茶汲みである。これを後輩に言ったら後輩は反発したが、結局現実を悟り、お茶汲みであることを受けいれた。スタッフやキャストが円滑に仕事が出来るようにする。
この作品のここが聞きたい
- ロケ地について
- 仮面ライダーのロケ地に求められる要素とは何か?
- 1.人が少ないところ。
- 2.爆破ができるところ。
- グランド・ジオウが動きにくそうです
- 火薬の量が増えている件について
- 先輩が火薬自慢するので、後輩は先輩の鼻を明かしたいので火薬の量を増やす。
- 火薬好きの監督 → 炎の山口
- ジオウの時は平成最大の大爆発にしようとしたら先輩がしゃしゃりでてきて予行で火薬を使い切ってしまう
- デンライナーはバイクでしょうか?
来場者からの質問
- 印象に残っている監督
- ナガハシさんは別格だった。
- 脚本のダメ出しの際、すんなりいったと思いきや、なぜ登場人物が死んだのに生き返っているのかと質問してくる→ファックスで送信した際に時系列がごちゃごちゃになってしまっていた。
- 絵に非常にこだわりロケハンがスゴイ。海辺のシーンで波が立っていなかったら海まで行ったのに会話シーンはクルマに変更。撮影しているシーンでカットの後、カモメしか見ていなかったと答える。それなのに何故か完成した作品はとても素晴らしい!とんでもないイキモノ。
- ナガハシさんは別格だった。
- 特撮プロデューサーというお仕事について(アゲイン)
- プロデューサーはゼロをイチにする仕事。始まる前にどういった作品を作るのかを考える。ダメな作品の責任は総てプロデューサーの責任。
- プロデューサーは国語算数理科社会だ!→台本脚本を練るのは国語、予算を組んでスケジュールを采配するのは算数、撮影技術は理科、スポンサーや政策委員会に話を通し世間に受け入れられるようにするのが社会。
- 係が無いものは総てプロデューサーがする。
地域・制作サイドに伝えたい事
- 聖地にしたいから誘致するとうのは違う
- 素晴らしい作品の素晴らしい場面だからこそ、聖地になる。聖地にしたいから観光資源にしたいから場所を貸すけどその代わり有名にしてね!というのは違う。聖地にしたいから撮影するというのは違う。