今回のコンテンツツーリズム論演習は、事例研究の紹介。
研究として認められていないコンテンツツーリズムの難しさが感じられた。
(博士課程は論文の査読を通すことが博士号取得の条件になるため)
教授からのお言葉
- コンテンツツーリズムは「価値観の共有」がとても重要
- ヘリテージツーリズムやエコツーリズムなどは価値が一定程度普遍的なので誰が行ってもそれなりに価値がある。
- しかしコンテンツツーリズムは思い入れが人それぞれ違う。キョーミ無い人にとってはひたすらキョーミない。
- コンテンツツーリズムのメリット
- リーチしていなかったマーケットがリーチしてくれる
- 東京都民は埼玉県のグルメにキョーミが無いが、薄い本にすることで東京都民が興味を持つ。
ティーチングアシスタントによるファンツーリズムの紹介
- 先行研究・旅行形態の変化
- 教授からの補足
- コンテンツツーリズム研究は日本では研究として受け入れられ難い
- 応援上映とコスプレについての基礎知識
- 「遠征」は研究されていない概念。従来は宿泊を伴うファンツーリズムのこと
- コスプレ
- コスチュームプレイをするために遠い地域まで行く 経済・産業的な部分 旅行会社が遠征向けパックを売り出している 遠征は研究界隈では取り上げられていない
- ファンによる遠征とはいったい何なのか?を明らかにしたい!
- コンテンツツーリズムは聖地巡礼だから巡礼であり遠征は見過ごされて来た。 遠征は戦いに行く 観戦者が遠征に行くというようになったのか?
- 聖地巡礼ももともとは宗教 → 「遠征」「巡礼」「参戦」などの業界用語がいつから転じて使われ始めたのか語源を探る必要がある →横の繋がり 縦の繋がり ニッチな研究はただの報告で終わってしまう 社会現象・大きな流れを意識する必要がある
- シネコン
- 応援上映 日本の映画は静かに見てください という状況だったが・・・
- 声援
- 映画の登場人物の呼びかけ・映画の登場人物との会話・映画の登場人物の一人となる
- サイリウム芸
- 教授のまとめ
- 現代のコンテンツツーリズムは4G的な現象。個別の事例に安易に飛びつくのではなく、メディアと情報環境がツーリズム与える影響を考慮することが重要。
- 5Gになった際にどうなるのか?→埼玉県観光課の新たなる取り組み→次は「e-sports」だ!
- 賞金が法律上どう設定できるのか? 1億1千万の賞金が出る