『ジンキ・リザレクション 体験版』の感想・レビュー

京都の地下にあるとされるエネルギー資源を巡ってロボットバトル。
人類各国の資源争奪及び地下資源を守護する謎の無人機との戦いが描かれる。
体験版は日米合同軍が地下に乗り込むが返り討ちにされた所で幕を閉じる。
最近はどこもかしこも20周年ブームですが、本作もゼロ年代作品。
しかし舞台設定が1993年でコマンド選択だけのポチポチゲーは厳しい。
丸戸が去り、バルドが完結、地雷のキス系に過去作リサイクルというのが現在の戯画。

ガンパレやマブラブオルタなどセカイ系ゼロ年代ロボットバトル的ノリ

f:id:r20115:20200224200950j:plain

  • 謎の侵略無人機と戦ったり世界各国と争ったり
    • 前作までの話の続編かつ御新規さんもOKという設定とのことで、主人公は都合良く記憶喪失となり何も覚えていなところからスタート。突如京都に呼び出されてロボットバトルに巻き込まれることとなります。記憶喪失になった主人公に説明するという体裁で、読者に世界観の設定が説明されていきます。簡潔にまとめると以下の通りです。このお話の設定として、無尽蔵にエネルギーを抽出できる資源がある。それがベネズエラや京都の地下に眠っていた。京都の地下資源に手を出したらその資源を守る謎の無人機ロボットが現れて人類を攻撃するようになってしまった。主人公が仲間に加わったチームはジンキなるロボットで無人機を撃退し京都の人々を守っている。だがその資源を手に入れようと日米軍が主人公のチームに内密で戦力を集め、地下に突撃する。主人公たちはどうする?・・・というのが最初のヒロイン選択で誰を選んでも辿る共通の流れです。なぜ無人機が溢れ出るのか、各国の軍事戦略はどのようになるのか等が作品の面白さとして提示されています。

 
f:id:r20115:20200224201000j:plain

  • コマンド選択ポチポチゲー
    • 最初、戯画のロボットバトルだからバルドシリーズみたいにアクションゲーになるのかと思っていました。しかしてその実態は、コマンド選択ポチポチゲー。最初のヒロイン選択でパートナーを選んだら、1日の各セクションで外出や交流や訓練などを選んでいくだけです。パラメータの数値がでるわけでもないし、バトルシーンも体験版では用意されて無いので、一体どのような戦闘システムになるのか全くの謎です。ヒロインとの絆や訓練強度が関わってくるのだそうですが、ひたすらポチポチするのは辛いものがあります。それでも一人目のヒロインはまだ楽しめたのですが、ヒロイン3人いるので後2回ひたすらコマンド選択をやらされることになるので単調作業感は否めません。せめてコマンド選択パートがどのように戦闘シーンやフラグ分岐に関わってくるのかを体験版で体験させて欲しかったものです。

 
f:id:r20115:20200224201006j:plain

f:id:r20115:20200224200955j:plain

戯画作品の感想一覧はこちら

【関連】2020年3月発売新作ノベルゲーム体験版 感想・レビュー集










cf.ノベルゲー感想・レビュー集