雑録

のんのんびより りぴーと 第10話「すごく練習した」の感想・レビュー

れんげ回。れんげに接する年上の対比としてこのみと駄菓子屋が描かれる。
このみは性格的に弄り・揶揄うことでれんげに親愛の情を示す。
一方、駄菓子屋はれんげをあたたかく見守りながら慈愛を注いでいく。
れんげへの母性を他人に知られて気恥ずかしくなる駄菓子屋がかわいい。
れんげが補助輪無しでチャリに乗れるよう一緒に特訓する場面をお楽しみください。

このみと駄菓子屋のれんげに対する接し方の違い

f:id:r20115:20210214163452j:plainf:id:r20115:20210214163457j:plain

  • れんげを弄って遊ぶこのみ
    • 前半はれんげとこのみの関係性が描かれます。越谷家に遊びに来たれんげですが、一家は出かけていて留守。代わりに越谷家の隣に住むJKこのみが遊んでくれることになります。ビニールの手袋を脱皮と勘違いしこのみは妖怪ではないかと訝しむれんげに対し、親指が取れて移動するように見えるマジックを披露して自分は妖怪であると信じさせてしまうのです。そして妖怪になるための勉強と称して、教科書の漢文を呪文書として披露し、れんげには九九の呪文を教え込みます。2を3回足すのは大変だから「にさんがろく」と覚えるのだと述べるこのみに対し、足し算が掛け算になるん?とれんげが瞬時に理解してその天才っぷりを示すことになります。このみが出す九九の問題に対し、瞬時に暗算をして答えを出すれんげの凄さにこのみもびっくりするのでした。

 

f:id:r20115:20210214163503j:plainf:id:r20115:20210214163508j:plain

  • ヤンキーキャラが示す母性というやつ
    • 夏海にチャリで山に行こうぜと誘われるれんげ。しかし小鞠から補助輪なのでキツかろうと評されたため、補助輪をとる練習をします。れんげ姉が買い物のため練習に付き合えないことが分かると、れんげは駄菓子屋のところに行きます。れんげの信頼度的に駄菓子屋はかなりの上位を誇ることが分かりますね。しかし駄菓子屋にも店があるため今すぐ指導することはできないと言われると、れんげは店の前で練習をする許可を取りチャリに乗り始めるのでした。指導者がいないのに一人で自転車に乗るのは難しく何回もコケるれんげ。見かねた駄菓子屋が店の前でなら付き合ってもいいと言われますが、迷惑をかけるなと姉から言われていたれんげは一人で頑張ると答えます。結局その日は乗れるようにはならず、駄菓子屋から膝の治療を受けるのでした。
    • 次の日れんげは熱を出してしまい学校もお休み。宅配のためれんげの姉に電話をかけたことから発熱の件を知ると、駄菓子屋は居ても立っても居られなくなり、店を閉めてれんげの下へ向かいます。しかしそこにはちょうどお見舞いに来ていた学校のメンバーたちがおり、駄菓子屋は慌ててれんげのもとへやってきたことを気恥ずかしくなってしまうのです。さらにそこへ夏海が追い打ちをかけ、駄菓子屋が追い詰められていきます。れんげ姉に頼まれていた品物を届けに来たと駄菓子屋が言い訳した直後にれんげ姉が現れ、もってきてませんと白状する一連のコントが非常にほっこりするものとなっています。れんげのためにリンゴをすりおろしたり、絵本を読んであげるところもグッときますね。
    • れんげ回復後、店を休みにした駄菓子屋は自転車の練習を指導してあげることになります。ここら辺は涙なしには見られない。何回もこけるれんげ、膝小僧をさらにきずだらけにするれんげ、涙を袖で拭いながらそれでも諦めないれんげ、そして夕暮れのなかようやく乗れるようになったれんげ。駄菓子屋は最後まで練習に付き合いながら、子供の成長というものを実感していくことになります。次の休日、チャリに乗る練習をした本来の目的「山に遊びに行く」を実行するついでに駄菓子屋に寄ったメンバーたち。背の届かないれんげに菓子をとってあげる駄菓子屋と、これまでのもろもろを含めてお礼をいうれんげ。駄菓子屋が「ああ」と答えるだけで通じ合ってる感があり、山へ出かけるためにチャリで出発するれんげたちを見送る姿も尊いものがあります。

f:id:r20115:20210214163440j:plainf:id:r20115:20210214163446j:plain