雑録

ウマ娘「サクラバクシンオー」シナリオの感想・レビュー

何があっても前しか見ない超ポジティブ系猪突猛進少女の話。
委員長であることにプライドを持ち自己の拠り所とする姿はまるで丸尾末男のよう。
スプリンターの才能を持つバクシンオーだが短距離選手としてのスカウトを断り続けていた。
主たるG1を制覇するにはスプリンターとしての訓練だけでは絶望的だったからである。
生まれ持った距離適性を乗り越えるべくサクラバクシンオーは驀進する。
(後半になると、ちょっとバクシンオーがトレーナーさんを信仰しすぎるきらいがある)

サクラバクシンオーのキャラクター表現とフラグ生成過程

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  • 最初は短距離を拒んでいたバクシンオーが短距離を受け入れられるようになるのだが(半ば騙したようなカタチに)……
    • 【1】サクラバクシンオーは明るく快活猪突猛進ガール。学級員長のテンプレであり自らもそれにプライドを抱いています。その天性の才能は短距離にあり、スカウトも引く手あまただったのですが、彼女自身は断り続けていました。その理由はいたって簡単。主要なG1レースでは短距離など皆無に等しかったからです。委員長ならば全てのレースで勝利しなければならない。その思い込みはバクシンオーを縛る枷となり、スプリンターになることを極度に忌避するようになったのです。バクシンオーの想いを聞き、それを尊重すればフラグは成立。主人公トレーナーさんはスピードを鍛え上げることで全てのレースを勝利しようと戦略を練ります。当初、短距離走レーニングを極度に嫌がっていたバクシンオーでしたが、トレーナーさんのスピード重視理論を聞いて納得。親密度を重ねることによって、短距離走に対して忌避感をなくし、見事レースでも1位を勝ち取ります。しかし若干バクシンオーがトレーナーさんを崇拝視しているため盲目になっているような雰囲気があり、自らの意志で納得したのではないところに危うさが秘められています。
    • 【2】しかし、そんな危うさは掘り下げられることはなくバクシン、バクシン。デートイベントではせっかちで行列に並べないバクシンオーのために一緒にケーキ屋に並んであげます。即座に発狂しそうになるバクシンオーをトレーナーさんは上手くコントールし、巧みな会話イベントを重ねていきます。バクシンオーはここでもバクシンして雑談に夢中になり気づけばあっという間に行列を消化。世の中のカップルが行列に並ぶのも、ただ会話を楽しむだけに並ぶのかもしれないね!バクシンオーは一人では耐えきれない行列を始めて攻略しケーキを手に入れてウッキウキとなります。最後のお祭りイベントではバクシンしすぎて迷子になるバクシンオーの姿が。スマホも繋がらず途方にくれるもバクシンオーの雄たけびにより一発で再会。そしてこれからの将来を誓い合ってハッピーエンドとなります。
    • 【3】当初個人的には委員長を心の拠り所としているバクシンオーですが一生委員長になることなどできないため、そこのところアイデンティティ崩壊展開とかやってきそうだなぁと予想をしていました。もしくはバクシンオーが自分がバクシン、バクシン言っているけれども本当にそれでいいのかと自己省察する流れとか。またはバクシンオーは分かってて猪突猛進ガールを演じているなども考えていたのですが……なんと驚き全編バクシンのみでシナリオをすすめ、そしてバクシンのみでねじ伏せてハッピーエンドにしたのでとても驚きでした。

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