ウマ娘「マーベラスサンデー」キャラストの感想・レビュー

全肯定彼女。日常の中の些細な出来事に素晴らしさを見出すことができる少女の話。
マベトレは感情の起伏の少ない擦れた男であり日常を砂の様に感じ生きている気がしなかった。
そんなトレーナーに初めて興味を抱かせたのが、マベちんの唱えるマーベラスという人生哲学であった。
その思想とは、この世の全ては美しさを秘めており、観測次第で発見できるということを意味していた。
マベちんがそのような信条を抱いたのは身体の弱かった幼少期に絶えず死を意識したからであった。
死の淵から生還したマベちんにとって日常は当たり前のものでは無く尊い貴重なものだったのだ。
故にマベちんはどんな状況でもセカイの良さを見出す超ポジティブシンキングを身につけたのである!

マーベラスサンデーのキャラクター表現とフラグ生成過程

マベちんのマーベラス哲学により脳を焼かれるマベトレ
  • 全力全開ガールマーベラスサンデー
    • マーベラスサンデーは底抜けに明るい超ポジティブガール!いついかなる時でもマーベラスと叫んでいました。それとは対照的にマベトレにとってセカイとは退屈なものであり、その全てが灰色であるかのように感じ、人生を砂の様に感じていたのです。そんなマベトレを変えることになるのが、マベちんのマーベラス的人生哲学。マベちんは常に全力全開猪突猛進で、どんな境遇の中でもセカイの楽しさを見出すことが出来たのです。なぜマベちんはそのような思想を抱けるようになったのでしょうか。それはマベちんの幼少期に起因していました。かつてマベちんは身体が弱く、死の淵を彷徨いかけました。そこからマベちんは生還したのですが、これにより生命とは有限なもの、人間は死へ向かう動物であることを悟ったのです。故にマベちんはひとつひとつのことを大切に思えるようになり、世界の中から素晴らしい奇跡を見出すことが出来るようになっていったのです。
    • マベちんの思想に触れたトレーナーは次第にマベちんのことが気になるようになり、砂の様に感じていた毎日が充実していきます。マベちんの弱点である「限界を知らず常にアクセル全力全開であるが故に途中で体力が尽きてぶっ倒れる」ことを克服するためにマベちんに尽くしていきます。マベトレは知っていたのです。マベちんはその後の喜びを倍増させるために我慢をすることができるのだと。トレーナーは訓練でそれを援用し、体力が尽きるまで常に全開でいるのではなく、駆け引きを覚えさせるのです。選抜レースの際には見事マベちんは最後まで脚を残しておくことに成功し、1位をもぎ取るのでした。

 

マベちんと組んで世界にマーベラスを伝える決意をするマベトレ
  • 全肯定彼女
    • マベちんが唱えるマーベラスな超ポジティブシンキングは次第にトレーナーにも浸透していきます。マベトレはイマジナリーマベちんを生成できるようにまでなっており、嫌なことがあったとしても、全ていいことに転換する思考方法を身につけるのでした。こうしてマベトレはマベちんと共に、色々な場面でマーベラスしていきます。赤点スレスレの生徒がいれば行って苦手教科頑張ったねと言い、盆栽が趣味の頑固おやじがいれば枝の形を褒めて心の隙間に入り込むのでした。
    • マベちんは時折精神世界を展開し、形而上学的存在として君臨します。固有結界!アンリミテッドマーベラスワークス!そこでは些細なことのなかにある幸せを見つける技法「マーベラス」を使ってセカイが秘めている楽しさを発見するのです。
    • ラストは夏の海でのスク水合宿トレーニング。田舎過ぎて遊びに行くところが無いと愚痴る他生徒たちに対し、マベちんは様々な案を用意します。そんなマベちんを見たマベトレは自分もマベの為に力になりたいと呼応し、お祭りの山車を引く体験を見つけてきます。こうしてマベちんとマベトレはこの世界にある幸せのカタチを現出したのです!
マーベラスにより精神世界を構築したり固有結界を張ったりするマベちん
マベちんと人馬一体になりセカイをマーベラスにする