雑録

『HOMESTAY a la mode 体験版』 (アトリエかぐや)の感想・レビュー

英米露のヒロインが突如自宅にホームステイすることになり一つ屋根の下で異文化交流する話。
基本路線は抜きゲーであり白人JKの1枚絵が動くことがウリなのだと思われる。
キャラ付けは露が日本のHENTAIヲタクで英が近代日本文学、米は印象に残っていない。
実際の露のヲタ文化事情や英における日本近代文学クラスタを扱えば面白くなるかも?
川端や三島、谷崎等の近代文学的情事を扱ったのでそれを追体験とかすれば深みは出そう。
だがしかしそれらは味付け程度。あと折角の留学生なのに学校文化がほぼ皆無であった。

ホームステイしにきた英米露の白人JKとの異文化交流がウリ

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  • 個人的には日本近代文学的情事を閨房描写に取り入れてくれたらいいなと思う
    • 本作品のテーマは異文化交流。ホームステイしに来た英米露の白人JK3人衆と一つ屋根の下でイチャコラするのがコンセプトです。それぞれが日本の文化に興味関心を抱いており、彼女らの異国文化も教わりながら、お互いの文化の違いを楽しんでいきます。『ヒストリエ』で言う所の文化がちがぁ~うとかいうやつ。アメリカ人の印象は薄いがロシア人とイギリス人はキャラ付けに成功しています。まずロシア人は日本のヲタク文化に惹かれて留学しにきたパターン。いや実際こういう留学生多くて(わたくし事で恐縮なのですが)中国人留学生は中共も民国も大抵日本のヲタ文化に染まってるし、一番驚きだったのはブダペスト出身のハンガリー人が第一次世界大戦期における日独外交を研究しに来たのに話してみるとハルヒ好きなFateヲタクだったことかな。そんなわけでキャラの味付け程度ではなく、本格的にロシアのヲタ文化事情を紹介してくれると面白くなりそう。東洋書店のユーラシアブックレットではちょっと古いですけど(2013年)、日本のコスプレを主題としたモスクワアニメ文化事情を扱う小冊子が出てます(amazonリンク)。
    • メインヒロインというべきなのは、イギリス出身のヒロイン。こちらはサブカルではなく日本近現代文学ガチ勢。川端、谷崎、三島などが描き出す近代文学的情事が大好きだと語ります。確かに彼らは日本人が誇る性風俗を文学の域にまで高めており、その題材だけ見ると凄まじいものがありますよね。川端の『雪国』では芸者の片方の胸部ばかり揉んだので左右の大きさが異なってしまったとかインパクトある。谷崎は様々なフェチズムを提供してくれますがやはり足に対するこだわりはすさまじい。三島だと母乳を茶に混ぜたり妊婦の腹をキックしたりするなど今でも忘れられません→読んだのハイティーンの時だったのにね(※中の人は学部時代の当初は近代文学の研究室に入ろうとしており、代表的な近代小説ぐらい全部読まなきゃねとかと思って、徒にハタチ前後の時間を図書館で浪費したのである)。そんなわけで日本近現代分がクラスタであるこのイギリス系ヒロインには結構愛着が湧き、ホントウに文学ネタでテキスト書いてシナリオが展開されたら、かなり惹かれるものがあるのです。まぁライトな抜きゲーなのでキャラ付け程度に終わりそうですが。

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アトリエかぐや作品感想まとめ


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